アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
【三崎小環境学習④】爪白シュノーケル授業!
2017年07月19日梅雨明け宣言は19日だった土佐清水からこんにちは。
3連休は最高の天気に恵まれました!
先週はまだまだ不安定な天気で、
前日に天気予報が変わったり、なんていうこともありましたが、おおむね晴れ続きの一週間でした。
そんな中、出前授業や環境学習が目白押しだったわけですが、
恒例の三崎小学校5年生のシュノーケル授業も無事行うことができました。
今回はその様子をお知らせします。
場所は「爪白」。
爪白キャンプ場のすぐ近くの浜は、実は絶好のシュノーケルポイント。
三崎小学校からは自転車で10分かからない近さです。
まずは、佐野美月先生(竜串ダイビングセンター)が、
授業前に海での注意事項や見所を教えてくれました。
今回、先生はな・な・なんと6人!
足摺海洋館の京谷先生、大月パークボランティアの森下先生と井村先生、
黒潮生物研究所の古井戸先生、環境省の山下レンジャーです。
早速海に移動します。
どうやら今年は、シュノーケルをしたことがない人が多い様子。
しっかり先生にライフジャケットの付け方や、
マスクの曇り止めのしかたなど、道具について教えてもらいます。
準備ができたら、出発!海に泳ぎ出します。
先生2人と児童4人のグループで、それぞれ自由に泳ぎ回り、
先生が手にとって、指さしていろいろと見せてくれました。
佐野先生は、違う種類のサンゴがけんかしているところを教えてくれました。
これ、中地先生の授業で写真で見た!と子どもたち。良い復習・実践になっています。
森下先生は、ハリセンボンを捕まえて、空気で膨らむ様子を見せてくれました。
これには子どもたちも大興奮。
泳ぎ慣れていて、安全対策もしっかりしている講師ならではの楽しみ方を披露してくれました。
たっぷり2時間あるので、休憩もしっかりはさみます。
海中はずっといるとちょっと寒いけど、浜にでれば日光浴日和!
休んだ後は自由遊泳。大人と一緒に、好奇心に導かれながら泳ぎます。
例年のことながら、素潜りしたくなる子がちらほら・・。
最終的には大半の子が素潜りにチャレンジしていました。
慣れている子もいましたが、ほとんど初めての子たちばかり。
もちろんすぐにできる訳ではないですが、
「浅いところなら下にタッチできたよ!」とうれしげに話す子も。
この飽くなきチャレンジ精神は、佐野先生も感動していました。
子どもたちだけで海に泳ぎに行くことは、昔に比べて少なくなりましたが、
機会さえあれば、海への興味・好奇心は、やはりいつの時代も変わらないようです。
最後に、どんなものを見れたか、どんなことに感動したかを発表してもらいました。
「ずっと見たかった長老サンゴが見れた」
「サンゴや魚がきれいだった」 「ちょっと潜れるようになった」と、
初めて見るもの、ことに対するわくわくや驚き、
そういった不思議や未知が、周囲にあふれていることを知ってもらえた授業でした。
そんな宝物のような自然のなかで、次の授業は海と大地の授業です。
グラスボートで海中探索しながら、第一線でサンゴ保全活動に携わり続けている人のお話や、
大地の成り立ちが、ここの自然や文化にいかに関わっているかを、
ジオパーク活動という新しい活動を通じて、学びます。
いよいよ夏本番で、水遊びがサイコー!な季節になってきました。
昨今ではライフジャケットの着用は、常識化してきたなと感じますが、
そんなライフジャケットも浮き輪と一緒に使うと非常に危険なことや、
そもそも気候的に、水分補給などをまめにしなければいけない、
触ったり・食べたりすると危険な生き物がいる、など
正しい道具の使い方や、他の傷病についても十分に注意し、
たのしい夏を満喫してくださいね~。