アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
海開き神事と医王池
2017年07月07日
瀬戸内海国立公園
梅雨の合間を縫って、海開き神事が行われました。
まもなく海水浴シーズンですね。
休暇村瀬戸内東予のビーチには、祭壇が祀られて海の安全を願う関係者たちが集まりました。
真砂によせる潮騒と厳かな神職の祝詞が、霧でかすむ海に溶けていきました。
ビーチに響く子供たちの歓声を待ち遠しく思います。
休暇村瀬戸内東予の近くには、愛媛県指定天然記念物の湿地植物が観察できる、医王池(通称 蛇越池)に隣接する湿地があります。まだ花の時期には少し早いようですが、こんな生き物たちが集まってきていました。
シオカラトンボ
ショウジョウトンボ
チョウトンボ
キチョウとネジバナ
ショウジョウトンボとニホンカナヘビ
湿地ではよくこんなものを見かけます。
ギラギラとした虹色の油膜のようなもの・・・。
なにか良からぬモノが地中に隠されているのでは?なんて考えてしまいますが、正体は湿原の水に溶けている鉄イオンを空気中の酸素や、鉄バクテリアが酸化させて起こる自然現象だそうです。
海水浴と合わせて医王池ものぞいてみてくださいね。