アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
瀬戸内海国立公園の自然2「大崎上島 中ノ鼻」
2017年06月13日
広島
いよいよ梅雨に入り、厚い雲が空を覆いがちになる頃、晴れた日には瀬戸内海の美しい景色を満喫しましょう。
今回ご紹介する瀬戸内海国立公園の自然スポットは、広島県にある「大崎上島」から眺めた景色です。
↓地図(Google Map)
この島の南部の岬「中ノ鼻」から海を眺めると、隣県 愛媛の大三島や大下島、岡村島、空気が澄んでいる日には四国本土も望むことができます。
瀬戸内海国立公園は国内で最も広い国立公園で、広島県や愛媛県をはじめ全部で11府県にまたがっています。そこでは多くの人が生活し、島と島とを往来しながら、特有な文化を築いてきました。その海の安全を昔から守っていたもののひとつが、この「中ノ鼻灯台」です。
純白な灯塔は、どこか欧州を思わせる出で立ちをしています。明治27年に点灯して以来、改修工事を繰り返しながら、現在も瀬戸内海の安全を守っているそうです。
人々の生活と瀬戸内海との関わりを考えてみると、また違った景色が見えてきそうですね。