アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
【トピックス】鳥取県大山における外国人観光客について
2017年03月24日ご訪問ありがとうございます。
夢の貨客船DBSクルーズフェリーを利用し韓国の登山客、観光客がほぼ毎週金曜日に、鳥取県境港に朝9時代に入港し、入国手続き後、観光バスで大山寺博労座に10時30分頃に到着されています。
グリーンシーズンになると多いときは、韓国から300名を超える団体で大山登山、大山寺参拝等を満喫されています。
そしてこの冬も、韓国から毎週40名~100名前後の登山客がここ大山に訪問されています。
そこで簡単にDBSクルーズフェリーを紹介します。
韓国の貨客船DBSクルーズフェリーは、鳥取県境港へ2009年6月30日に初入港しました。航路は、境港→韓国・東海港→ロシア・ウラジオストク港の3カ国を結び、日本海での重要な人と物流も担っています。そして境港から韓国東海港を週1便・所要14時間と一晩で連絡し、東海港からソウル市内は高速道路を使い3時間で結んでいます。
また、境港からロシア・ウラジオストク港を週1便・2日で連絡し、ウラジオストク経由で中国吉林省、遼寧省、黒竜江省の東北三省ともつなぐ重要なルートであります。
韓国東海港を出港し境港に入るDBSクルーズフェリー(イースタンドリーム号)
イースタンドリーム号の船長は、140m、船幅20m、総トン数11,478トン、旅客定員約480名、運行速度は20.15knot(時速約37km)
3月10日(金)午前10時30分頃。大山博労座駐車場に到着した韓国人観光客105名を乗せた団体バス3台。
到着された韓国人登山隊ご一行様は、さっそく大山情報館でトイレを済ませたり登山装備の点検、体操等を行われました。この後、韓国人登山ガイドから参加者に大山の登山ルートなどレクチャーが行われました。
大山情報館1階を利用される韓国人登山客
韓国人登山客のペナントを撮影させていただきました。
大文字のハングル4文字は、マジュカキと書かれています。意味は「立ち向かう」と言う意味で、下段には、ヘフォ ミョサン トレッキ・ジェフンと書かれています。
日本語では、「海外名山トレッキング」でジェフンはグループ名と思われます。
ミョサン(名山)は、漢字から来ていることがうかがえます。
「韓国語おもてなし講座受講」が役に立っています。
午前11時頃、大山情報館からすぐそばの、大山寺参道入り口から大勢の韓国人登山隊が雪の大山登山に向かう様子です。この日、3月10日は総勢105名の韓国人登山隊でした。
韓国では、大山登山が大人気だそうです!
韓国人登山隊は大山寺橋をわたり、南光河原から大山頂上を目指して登山開始。そして16時30分には大山博労座に下山予定だそうです。
下山の後は、米子市内の皆生温泉に宿泊され、翌日の予定は山陰海岸国立公園の鳥取砂丘、そして鳥取県中部の倉吉白壁土蔵群、最後の仕上げに鳥取県西部、境港市のキタローロードを観光され、境港発19時のDBSクルーズで韓国へ帰国の途につかれます。
大山登山出発前に大山をバックに記念撮影を頼まれました。
(3月17日 韓国人登山客)
DBSクルーズフェリーを利用する多数の韓国人観光客には、2日間で鳥取県の二つの国立公園「大山」と「鳥取砂丘」、さらに倉吉白壁土蔵群、仕上げに境港キタローロード観光を楽しまれるグループもあれば、「大山」と「出雲大社~松江」さらに境港キタローロード観光を楽しまれるグループもあります。そして大山登山のあとに、米子市内の皆生温泉に宿泊するグループと休暇村奥大山に宿泊するグループなどもあると韓国人ガイドから教えていただきました。
大山には、旅慣れた個人旅行者も時々見られます。(3月17日)
左手の男性は、ドイツ・ノルトライン・ヴェストファーレン州デュースブルクから観光来日のサイモンさん。右手は、トルコ・イスタンブールから観光来日のバリスさん。
お二人は、お友達同士で、大阪城、姫路城のほか京都、奈良、倉敷、尾道など日本の歴史文化に興味があるとのことです。大山来訪の目的は大山寺、大神山神社を見ることだそうです。
大山来訪者の目的は、登山もあれば歴史文化に触れたいとかもありますが。特に外国人にとっては日本の観光名所プラス、日本の日常生活に触れたいとか日本文化を体験したいと見聞きしたりします。外国人誘客にあってはどうもこの辺りがキーワードなのかな?と考えたりすることもあります。
地域に住む私たちが地域を知りそれぞれの得意分野で大山にある宝物を(見所・体験所他)を掘り起こし、大山の動植物、歴史や文化をアピールし多く国内外の観光客にその魅力を伝えていければこれ幸いと感じます。
今後、平成29年度以降の大山地区は、国立公園満喫プロジェクトで大山情報館などの環境省の施設も再整備が計画されています。
さらに大山地区利用者への満足度向上に努めていければと感じています。
最後までご覧くださり誠にありがとうございます。