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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

【イベント報告】大岐にオオキンマンがやってくる!?

2017年03月14日
足摺宇和海国立公園 谷吉萌

いよいよ春到来を感じている土佐清水からこんにちは!

さて、今回は2月末に行われた、

大岐の浜のゴミ拾いをしながらゴミアートを作るイベント、

「大岐にオオキンマンがやってくる!?」の様子をお届けします。

講師は黒潮町にあるNPO砂浜美術館の松下卓也さんと、大迫綾美さんです!

当日はゴミ拾い日和の晴れ!

最初に、海から流れてくるもの(=漂着物)について考えてみました。

漂着物は大きく分けて2種類。

ひとつは植物のタネや生き物のかけらなど、自然に帰るもの。

 

         ごばんのあし           はりせんぼん

もうひとつは、人が出してしまった「ゴミ」。

ライターやビニール袋など、自然に還らないものです。

こういったゴミを、生き物が間違えてたべてしまうと命を落とすこともあるので、

海の生き物のためにも、気持ちよく海で遊ぶためにも、

ゴミを出さないこと、見つけたら拾うことが大事です。

お話を聞いて俄然やる気が出て、待ちきれない様子の参加者。

「早くゴミ拾いしよう!」という声が上がり、満を持してゴミ拾いスタート!

 

宝物のように、ゴミを抱きかかえていたり・・・    ただひたすら走り回ったり・・・

 

1時間ちかく拾い続けて、大量の漂着ゴミをゲットしました。

このうちゴミアートに使いたいものだけを厳選して、後はゴミとしてまとめます。

パーツの汚れを落としたら、いよいよゴミアート「オオキンマン」づくり!

 

親子で、独力で、思い思いのオオキンマンを作り上げ・・

名前をつけて完成!

全部で16作品もできあがりました。

それぞれについて発表してもらいましたが、

名前や設定に子供らしい自由さがあって笑わせてもらいました。

(ちなみに一つ残らずおうちに持ち帰られました)

ゴミが気になっていた、という人もいる中での今回のイベント。

みんなで目的を持ってゴミ拾いをするのがこんなに楽しいと思わなかったという声や、

浜の掃除も兼ねつつ、ゴミを使って遊べるのがいい、という声をいただきました。

楽しくゴミ拾いをすることで、

幅広い年齢層に参加してもらいやすく、

また、今後継続しやすいイベントになりそうな手応えを感じました。

これからも、楽しく自然にふれ、

自然について考える時間をもてるようなイベントを行っていきますので、

お近くにお住まいの方はアンテナを張っていてくださいね~!