アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
冬こそ行きたい国立公園スポット!
2017年02月20日きれいな海で遊ぶ夏のイメージが強い足摺宇和海ですが、
今日は、冬にこそ見て欲しいオススメスポットを紹介します。
今回スポットライトを浴びるのは「大月町」!
夏のレジャーや新鮮な海の幸、ウバメガシの備長炭で知られる町ですが、
冬だけみられる場所や景色があるんです。
今日はバーチャルツアー風にお届けしてみます。
天気は快晴、風もすくなくぽかぽか陽気です。
スタートは山から。大堂展望台に行ってみましょう。
広がるのは・・・
コバルトブルーに輝く柏島!
ふたこぶらくだのような特徴的なこの形がよく見えるのは、ここだけです。
この眺望も、木が青々としている季節には少し遮られるので、
葉を落としたこの時期が一番海がきれいに見えます。
大堂には「お猿公園」もあって、お猿さんがたくさんいます。
基本的にはおとなしいですが、車にのぼったり
エサを無防備に持っていると奪われたりするそうなので、
現地の係員さんのお話をしっかり聞くと良いと思います。
ここも、森に実がなる夏場には利用できない、冬だけの穴場スポット!
こんな間近でサルと見つめ合える機会もそうそうないですね。
展望台とお猿公園を後にして、
大堂から遊歩道の続く尾根沿いを下っていくと見えるのが・・・
この絶景。
画面に入り切りませんでしたが、左手に広がるのは断崖絶壁。
この尾根上から直接見下ろす海は、筆舌に尽くしがたい美しさです。
もっと海に近寄ってみましょう。
海岸におりてみると、緑色の青のりがびっしり。
そこには、たくさんの貝やヤドカリが集まっています。
透明度も相まって、まるで天然の水槽です。
白浜とよばれる砂浜は、夏には人が押し寄せる人気スポットですが・・・
冬の今ならもはやプライベートビーチ同然です!
澄んだ青に白い砂が映えて、すばらしいコントラスト。
昼間なら足をつけていても苦にならない水温でした。
泳ぐにはすこ~し寒いので、ウェットスーツなどの着用が必要です。
いつでも美しい海の楽しめる柏島ですが、
一年を通して最も透明度が高いのが、冬。
この景色も天候に左右されますが、
もし、運良く天気が良い日に足摺宇和海に来るのであれば
この時期だけしか見られない柏島を見に来てみて下さい!