アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
JPR事業~さがせ!「宮島子ども自然遺産」ふしぎ?びっくり!自然のすごさ伝えよう♪~(2・3日目)
2016年09月29日【2日目】
朝から見事に雨!でしたが、レンジャーには晴も雨も関係ありません!
お昼のおにぎりを皆で作って、自然発見ハイキングにでかけました。
キノコやカエル、シーボルトミミズなど雨の日ならではの生き物との出会いや、
瀬戸内海国立公園の特徴である多島美が見渡せるポイント、
安全に登山道を利用するためのレンジャーとしてのチェックポイントも発見しました。
お弁当を食べた後は干潟の生き物実験と調査です。
大元休憩所ではヤドカリの宿移りやフジツボの食事の様子などを観察し、干潟の生き物の生態を学びました。
干潟が出現した後はどんな生き物がいるか徹底調査!
カニや貝類、アナジャコやハゼなどが見つかりました。
また、塩を使ったマテガイ採りや潮干狩りにも挑戦しました。
[アサリの水質浄化実験] [潮干狩り]
夜はウミホタルの生態について学びました。
夜の浜辺へ行ってわなを仕掛けて捕獲する予定でしたが生憎の大雨・・
事前に捕獲したウミホタルを水槽に入れて発行実験を行いました。
危険を感じると青白い発光物質ルシフェリンを放出する様子に皆釘付けでした。
【3日目】
最終日は自分たちで採ったアサリで朝食作りです。
メニューは味噌汁、バター蒸し、しょうが煮の3品。
自分たちで採った海の幸を美味しくいただきました。
朝食後は最終ミッションである「宮島子ども自然遺産」のPR大作戦のための準備に取りかかります。
イチオシしたい「宮島子ども自然遺産」の選定、
フリップ作り、レンジャーの替え歌と発表の練習です。
2日間同じ体験をしましたが、それぞれ皆に知って欲しい!と思うポイントは違うようで
力作ができました。
[フリップ作り] [桟橋前広場で発表!]
雨で足早の人も多い中、
観光客の方に「宮島の自然の魅力を発表しています!見て行ってください!」と声を掛け、
自分たちの見つけた「宮島子ども自然遺産」を発表しました。
最初は期待半分不安半分の表情だった子どもたちが
徐々に打ち解け友達を作ったり、
自然調査を通して宮島の新たな魅力を発見したり、
何よりそれを他の人に伝えることで
子どもたちにとって大きな自信になったのではないかと思います。
瀬戸内海の魅力はまだまだたくさんあります!
今回培った子どもパークレンジャーとしての視点を忘れず、
これからも新たな自然の魅力を発見し伝えていってもらえたらなと思います。