アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
夏に行きたい国立公園スポット!part 2
2016年08月18日あついですね、こんにちはっ!
7月の梅雨明けからまともな雨も台風もなく、大地がひからびているのを感じます。
海沿いなので、夏らしい入道雲はよく見かけるのですが、それが雨を呼ぶのは別の地域のようです。
さてさて、そんなカラカラの夏にオススメの国立公園スポット第2弾!
足摺宇和海国立公園でうるおいを求めるならここ!「滑床渓谷」です。
今回は、三本杭登山もあわせてのご紹介です~
まずは大自然の避暑地であり渓谷美を誇る滑床渓谷。
キャニオニングや渓流釣り、キャンプに散策にとアウトドアアクティビティが楽しめるエリアです。
雪輪の滝。やはり雨が降らないので、水が少ないようです。
散策路は奥千畳まで、ずっと渓流沿いで、水の音と風とに癒やされるすばらしい道です。
奥千畳から三本杭にかけては、登山道らしい道になります。
前からかすかに米良さんの声が・・・?
苔むした緑一面の景色は、神秘的な静けさがあります。
休み休み到着の山頂、三本杭です。
西の空には大きな雲が。あいにく宇和海側の景色はありませんでしたが、
この雲が渇水の滑床に潤いをとりもどす一滴になれば万々歳です。
三本杭からはひたすら下り道。
なだらかな尾根を20~30分ほど下ると御祝山。おめでたい名前ですね。
御祝山を出てすぐ待ち受けているのは、おおきな風格ある巨木!
(アカガシと思われる)
そこからは、疲れた太ももにむち打つような急坂を駆け下りていきます。
40分ほどくだると、徐々に水の流れが聞こえ始め、赤い屋根が見え始め・・・
スタート地点の万年橋に到着です。
【登山道案内】
今回は、大きくぐるりと回るコースでした。地図はこちら↓
三本杭へは、万年橋から御祝山経由のピストンでもいけますが、
御祝山手前の急坂はまさに胸突き八丁、気力をそがれます。
滑床渓谷からゆったりのぼり、熊のコルと三本杭付近をがんばるのが一番負担が少ないかと思います。
ただし、5~6時間程度の山行タイムはかかります。
三本杭に行くときは
・標準的な山の装備(雨具、軽登山靴、地図、非常食など)を携行する
・渡渉もあるので、水量や天気など自然状況を調べておく
・十分なエネルギー・水分を携行する
・むりな登山はしない。無理だと思ったら引き返す!
これらに気をつけてくださいね~
最後に、今回見つけた森の宝石のひとつを紹介します
【センチコガネ】
きらきらピンクや金色、紫色に光るコガネムシの仲間です。
こんなにいっぱいきれいな虫が!と思っていたら、どうやら動物の糞に群がっているよう・・。