アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
夏に行きたい国立公園スポット!
2016年07月29日今年は台風の発生数が少なめに予想されていますね。
いつも夏場は天気図とにらめっこしている足摺宇和海からこんにちは!
先日、愛南町にある無人島「鹿島」に現地確認に行ってきました。
晴れ晴れとした夏日に島に行くと、夏を強く実感します。
島に渡るには西海観光船の定期船を使います。
(運行期間など詳しくはこちら→西海観光船)
この日は海が凪いでいたので、ほとんど揺れを感じませんでした。
約20分ほどで到着。
鹿島の周辺には海中公園が点在しています。
さっそく、この日のメインのひとつである展望台を目指します。
展望台までの約2kmの道のりはヤブありガレ場ありでなかなかに険しい。
こんな風に足下が悪いところもあるので、
もし行かれる場合はちゃんとしたウェアとシューズを装備してくださいね。
案内してくれた愛南町西海支所の方の説明に耳を傾けながら歩いて行きます。
鹿島から高知県側の沖を見ると、沖ノ島までくっきりと見えます。
灯台のほうをみると「鹿島の瀬戸」が。
潮の干潮で複雑な流れになるのでこの名前がついたんだそうな。
○役場の方の話は地元ならではのネタがいっぱい!○
昔は集落のある周辺の林は薪炭材利用されていて、木が少なかったので
カブトムシなどを捕りに、わざわざ鹿島に来たこともあるそうな。
無人島ならではの自然があったんですね。
1時間強の登りで、みちみちイバラやブヨに悩まされましたが、ようやく到着。
大変だった分、展望台からの眺めは絶景です。
(展望台は手すりの腐食が危険なため、立ち入り禁止のロープがかかっています。)
眺望を堪能して一休みした後は、鹿島自慢のコーラルビーチでスノーケルです。
この鹿島では、シーウォーカーを利用した海遊びがさかんですが、
近年それを使ったサンゴ移植もイベントとして行っています。
(2016年7月14日(愛媛新聞8面)シーウォーカー×サンゴ移植の記事)
こういった保全活動によって、
海中環境がサンゴとそこに住む魚たちによって豊かに育まれていました。
今回は、夏を、島時間を、サンゴを満喫できる鹿島を紹介しました。
ほかにも足摺宇和海国立公園には楽しく遊べる自然が、たっくさんあるんです!
今後も国立公園のおすすめスポットをどんどん紹介していきますので、
ぜひ、旅行や休日の過ごし方の参考にしてみてくださいね~!
おまけ
鹿島にはシカやサルなどの野生動物がいますが、餌付けされているようで、
サルはかなり人になれていて、荷物を放置していると強奪しに来るので注意!
(写真中央・レジャーシートをかじるサル。)