アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
【環境教育】新聞をつくろう!
2016年06月22日夏至を迎え、その言葉に一層『日』の長さを感じている今日この頃。
徐々に気温も上がってまいりました。アツイ..
(海に飛び込みたくなる瞬間が増えている気がします(汗))
気温が上がってきて、ミゾソバの花もちらほら顔を見せ始めました。
花期:7~10月頃
田んぼの畔(アゼ)や湿った水辺によく出てきます。
さてさて、今回はこの『湿めった場所』が舞台です!
隠岐の島町(島後)の都万中学校(1年生)では、総合学習の中で地元発信をしよう!
ということで、都万地区にある油井の池を取り上げた『新聞』を制作し、情報発信していくようです。
とてもすばらしい取り組みですね!
油井の池は、以前自然観察会を行った場所ですヨ。
http://chushikoku.env.go.jp/blog/2016/05/post-96.html
自然観察会で解説をしていただいた自然公園指導員の田中さんとともに、私も解説補助として参加してきました。
今回は、新聞作りの現地調査ということで、地史のお話から道中見られる植物や昆虫の解説など、実はあまり来たことなくて知らなかった!という油井の池の水辺や周辺の林内をゆっくり観察しながら回りました。
めもめも..
さわってさわって
お!なんかいた!
普段何気なく見ている植物でも、『触ってみる』『嗅いでみる』『囓ってみる!?』など、アクションをひとつ起こすことで、見る世界が変わってきます。
名前の由来も、なぜお前はそんな名前なんだ!って、気にし始めたときから見る目が変わるかもしれないですね。
なんでこんな感触が違うんだろう?
なんでこんなにおいなんどろう?
なんでこんな苦いの!?ウエー...
...
スケールに囚われず、身近な『なんで?』に気づいて、たくさん調べて、100%な答えじゃなくても、自分の中にたくさん"情報"を蓄えて、島内外の人に伝えていってもらえたら素敵だなーっと思います。
観察した油井の池周辺は、大山隠岐国立公園に指定されているとともに、国の重要湿地にも選定されている、とても自然豊かな場所なので、たっぷり観て回ってほしいですね!
次回は生徒がもっと調べたいものを絞って、観察をします!
『 おまけコーナー "別名" 』
今回登場したミゾソバ。
漢字では【溝蕎麦】。
溝に生える、ソバの葉っぱに似たもの、という由来があるとか。
別名を【ウシノヒタイ(牛の額)】、と言うこともあるようで、
ミゾソバの葉っぱが、ウシの顔(額)に似てることからきているのだそうです。
モウ少し絵がうまくなりたい...