アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
砂の中の宝物探し in 愛南町!
2016年06月30日先週末は、愛南町生涯学習課主催の「土曜ワクワク体験教室~砂の中のたからものさがし~」に講師として行ってきました。
梅雨まっただ中で天候が不安定なこの時期、雨を気にせずできるプログラムなので安心です。
今回は、愛南町の小さなトレジャーハンターたちのようすをお届けします。
この日のハンターのお目当ては海の砂浜に隠れる宝物。
高知県と愛媛県の砂を4種類用意しました。
浜の見た目は何の変哲もない砂浜です。
ハンターたちには、まだ何が「おたから」なのか分かりません。
もっと近づいて、よぉく目をこらすと見えてくる物。
この日記をご覧になった方はお分かりになったでしょうか?
「おたから」は・・・こちら!
砂粒と同じくらい小さい生きもののカラやかけらです。
自分の爪先と比べてみても、本当に小さいのが分かるかと思います。
これを顕微鏡や自分の目を使って、少しずつ探していきます。
30分という時間が短く感じるほどの集中力をみせるハンターたち。
目を皿にして探していき、ピンセットで器用につまみ、おたからGET。
研究者さながらの様子です。
グループ対抗で、見つけた宝物を使ったビンゴ大会もしました。
1~2年生だけのチームや4年生だけのチームと、学年に偏りがあって心配した物の、
ハンターに年齢は関係ないようで、低学年チームも優勝あらそいにしっかり食い込んできました。
この「砂の中の宝物探し」はただの楽しいトレジャーハンティングではなく、
海の豊かさを感じる遊びでもあるんです。
よく遊びに行く砂浜や近所の浜を、もう一度よーく見てみてください。
もし小さなちいさな生きものの殻やかけらが見つかったら、
それは、その海がとても豊かで、生きものがたくさんいると言うことなんです。
(写真は環境省 足摺宇和海国立公園のフォトアルバムより)
海へ遊びに行ったら、休憩時間にぜひ
トレジャーハンターになりきってみてくださいね。