2016年5月
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2016年05月02日第3回鏡ヶ成・山開きが開催されました
伊藤信広
ご訪問ありがとうございます。
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4月28日(木)休暇村・奥大山主催、第3回鏡ヶ成・山開きが開催されました。
総勢、約40名の参加で行われました。
鏡ヶ成は大山南麓に位置し、小学生の時に初めてキャンプを体験した想い出の地です。
山開き開会式のあと、擬宝珠山登山に参加しました。
登山道中に撮影した擬宝珠山の植物を紹介します。
それでは、山開き&擬宝珠山・植物のはじまり~はじまり~。
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最初に山開き開会式が雨天のためレストハウス室内で行われました。
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開会式のあと、擬宝珠山登山いざ出発!
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オオカメノキ(ムシカリ)(スイカズラ科)
亀の甲羅のような形をしたちりめん状の葉から、オオカメノキ「大亀の木」と呼ばれています。また虫が好むというので ムシカリ「虫狩」とも呼ばれています。
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ウリハダカエデの花(かえで科)
ウリハダカエデは10mを超す高木で秋には美しい紅葉が楽しめます。
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キブシ(キブシ科)
その昔はお歯黒に使用されていました。
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トチノキ(トチノキ科)
触るとねばねばします。
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チゴユリ(ユリ科)
小さく可憐な花です。大山ではかなり繁殖しています。
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エンレイソウ(ユリ科)
和名は延齢草で縁起の良い名前です。
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カタバミ(カタバミ科)
夜になると葉を閉じてしまいます。黄色い小花を咲かせます。
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ショウジョウバカマ(ユリ科)
ついこの間まで、鏡ヶ成は一面が白銀の世界でした。
そして雪解けを待って紅紫色の美しい花を咲かせます。
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アオイ(アオイ科)
家紋の葵として知られています。
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登山風景
擬宝珠山はブナ、ミズナラの原生林です。
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カタクリ(ユリ科)
雨のおかげで閉じた状態のカタクリを見ることが出来ました!
万葉集の中でも登場しています。
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ミズメ(カバノキ科)
一見すると桜の木に似ています。
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クロモジ(クスノキ科)
爪楊枝として珍重されています。
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サンカヨウ(メギ科)
雨天のおかげで清楚で美しい透きとおったサンカヨウの花を見ることが出来ました。
最後にご褒美が待っていました!!
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みなさまも是非、鏡ヶ成にお越しください!!
最後までご覧くださりありがとうございました。
2016年05月01日油井の池 自然観察会
大山隠岐国立公園 隠岐 久永剛大
こんにちは!隠岐の久永です!あっという間に5月に入り、暖かい日が多くなってきました。
今年度も隠岐自然保護官事務所では自然とのふれあいイベントを企画しています!
今年度第1回目は隠岐の島町油井地区にある油井の池の自然観察会です!
日時:平成28年5月21日(土) 10:00から12:00まで(集合は9:40ごろ)
場所:油井の池園地駐車場
対象:一般(小学生以下は保護者同伴)
参加費:保険代として200円程度
特異的な成立過程を持ち、隠岐を代表するトンボの生息地でもある油井の池。
知っているようで知らなかった油井の池の自然に秘められたその姿とは...。
講師には、自然とヒトをつなぐインタープリターとして活躍される自然公園指導員の田中博さんをお招きしています。
ご応募お待ちしてます!
詳細は添付しているチラシ、申込用紙を参照ください。
その他お問い合わせは隠岐自然保護官事務所 湯澤まで!


ご訪問ありがとうございます。
国立公園大山も徐々に裾野から高山に向けて新緑に包まれつつあります。
今年も花の季節がやってきました。5月の爽やかな風に触れながら、白い花、ピンク色の花、水色の花、黄色い花、紅色の花などオンパレードです。
それでは、5月2日(月)の巡視中に確認した大山の植物を紹介します!
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くましで(くましで科)
落葉広葉樹の高木で、直立し、高さ15メートル、直径60センチに達する。初夏のたくさんの種子をつり下げた姿や、秋の紅葉(黄色)は美しく目立つ樹になります。
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ねこのめそう(ゆきのした科)
花期は4~5月で山地の湿った場所に生息する多年草で茎先に淡い黄色の小さな花が集まってつきます。
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みやまきけまん(けし科)
花期は4-7月で、茎の先に3-10cmの総状花序をつけ、多数の黄色い花を密につける。花の長さは20-23mmになる。 山地の日当たりのよい、林縁、道路法面、崩壊地、谷川の礫地などにふつうに生育する。「ミヤマ」と名前がつくが、深山に自生することは少ないと言われています。
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いちりんそう(きつねのぼたん科)
花期は4~5月で花径4~5cmの五弁の白い清楚な花道端や林の中の半日陰の腐植分の多い場所に生える上向きに一輪だけ花をつける。白く可憐な野の花。
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ゆきのした(ゆきのした科)
湿った半日陰地の岩場などに自生する常緑の多年草。古くから薬用として広く利用されていました。
7月頃に咲く白い花が楽しみです!
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やまぶき(ばら科)
低山や丘陵地に普通に生える落葉の低木です。美しい山吹色の花が咲くので『万葉集』にも詠まれるなど、古くから観賞されている。太田道灌とやまぶきにまつわる美しい説話に心をうたれます。
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いわかがみ(いわうめ科)
常緑多年草で深山の岩場などに自生し葉は卵円形で根生し、革質で光沢があり長い柄をもつ。高さ約20センチメートル 内外。あまりにも美しく登山の疲れも忘れてしまいそうです。
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だいせんみつばつつじ(つつじ科)
落葉低木で暖温帯上部からブナ帯にかけて分布する。尾根などの高木が生育していない明るい場所に生育することが多いが、明るい落葉広葉樹林中にも見られます。
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みやまかたばみ(かたばみ科)
深山の林中に生える。ハート形の小葉三枚が特徴で春,葉間から長い花柄を出し、径約2センチメートルの白色または微紅色の五弁花をつける。
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やましゃくやく(ぼたん科)
写真中央、まだつぼみの状態です。山地や深山の林床に生える野生のシャクヤクです。
地下に大きな塊根をもち、春に発芽すると同時に、二叉に分かれた葉に包まれるようにつぼみを伸ばします。葉が開いたのち、白い5弁の花を1茎に1輪咲かせます。当地では絶滅危惧に指定され大変貴重な植物です。
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さんかよう(めぎ科)
深山の林中にはえる多年草。全草に少し軟毛があり、茎はやや太く高さ30~60cm、上方に幅15~30cmの大型の葉を1枚、その上に形の似た小型葉を1枚つける。朝露に濡れるとガラスのように花が透きとおり清楚で美しい。
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しょうじょうばかま(ゆり科)
ショウジョウバカマの名前は紅色の花を能楽で使う能装束の空想上の猩々(中国の伝説上の動物)赤い頭の毛と見立て、花の下の葉を袴と考えたものだと言われています。
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だいせんひょうたんぼく(すいかずら科)
和名のダイセンは鳥取県の大山で見つかったことによります。
これも大変希少な植物で、まだうぶ毛の残る若葉とともに白に近い淡黄色の花を咲かせます。
穏やかな陽のもとで、ときおり爽やかな春風に揺れる、だいせんひょうたんぼくを見ていると、誰がふりむこうとも、ふりむかまいとも、我は野にありてと言わんばかりに威風堂々としていました。
大山に登るたびに新しい花物語りに出会えるような気がしています。
新緑の大山に是非おこしください!!
最後までご覧くださりありがとうございました。