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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

雪の宍道湖【島根の自然】

2016年02月15日
大山隠岐国立公園

 

冬は事務所での作業が多いのですが、月に3回、渡り鳥飛来状況調査のため宍道湖に出ています。

本年初となってしまいました日記は宍道湖の雪景色です。

 

鳥ヶ崎の雪景色

【鳥ヶ崎(松江市玉湯町)】

 

 


【昭和新田(松江市宍道町)】

 

 

宍道湖のほとりではユリカモメがたむろします。
赤い脚とくちばしがキュートな小さめのカモメです。

 

右側の2羽は今年の夏にロシアなど北方で生まれて渡ってきた個体です。
脚とくちばしがまだ赤くなりきらず、オレンジ色をしています。
羽の一部(雨覆)が茶褐色なのも特徴です。

 

ユリカモメ第1回夏羽
どうしたのでしょうか、中央の一羽はまだ夏羽ですね。
雨覆が茶褐色なので、やはり今年生まれた個体と思われます。

 

 


【斐伊川-島村橋(出雲市島村町)】

 

斐伊川にやって参りました、ここは来るたびにいろいろと発見があります。

 

 

 
シャーベット状のヨシ帯に、タゲリが首をすくめて並んでいます。
白黒のおなかにヒラヒラとした独特の飛び方をするので、飛んでいると一目でわかります。
タゲリの保護を行っている地域などもあるのですが、出雲平野にはたくさんいますね。

 

 

アライグマのあしあと
おっと見つけてしまいました、細長い指が5本、アライグマ(特定外来生物)ですね...

 

凍り付く枝、タヌキのあしあと
しぶきが凍り付きます。
右上に伸びる足跡はタヌキと思われます。
タヌキは丸っこい足跡が2列に並びます。

 

イノシシのあしあと?
こちらのひづめはイノシシでしょうか。
サイズは小さめのようです。

 

以上、動物たちの息づかいが聞こえる雪の宍道湖と斐伊川でした。