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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

H27年度 三崎小環境学習「間伐体験」

2016年02月16日
足摺宇和海国立公園

三崎小5年生環境学習「海山川里のつながりを学ぼう!」の「山」学習として、

間伐(木の間引き)体験が行われました。

講師は、山下林栄さんをはじめとした土佐清水市森林組合の皆さんです。

 

竜串湾に流れ込む「西の川」の上流域で実施しました。

はじめに現場の説明や、間伐の役割をお話ししていただきました。

間伐をすることで、山の中に光が入り、残った木は太く育ち、

下草も生え、土砂の流出などを防ぐことにもつながります。

西の川流域は、2001年の西南豪雨で大規模な土砂崩れが起こり、

川を伝って竜串湾に流れ込んだ土砂がサンゴなどへも甚大な影響がありました。

山の手入れは、川や海の環境を守るためにも大切です。

 

お話しの後はグループ毎にわかれて、ノコギリを使い自分たちの手で間伐を行いました。

 

 

 

子どもたちにとって初めて行うこの間伐体験。

楽しさも感じてくれた反面、とても力がいる作業です。

この作業の大切さと同じくらい大変さも感じたようです。

 

昼食後は、架線集材の機械を見学しました。

架線集材とは、空中にワイヤーを張って、間伐された木材を集める方法です。

 

 

【集材機(ウインチ):ワイヤーを操作する機械】

 

【反対側の山の斜面に向かって張られているワイヤー。

この中心のあたりに木材を吊すための運搬具(キャレージ)がついています】

 

普段見ることのない林業現場を体験し、間伐の大切さも大変さも学べました。

また、職員さんと一緒に作業できたことも楽しかったようです。

地元で活動しているいろんな方から学び、交流できるのも、この環境学習の良さですね。

 

次回は、最後のまとめの授業です。