アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
H27年度 三崎小環境学習「シュノーケリング体験」
2015年09月17日9月3日、三崎小環境学習が実施されました。
「海山川里のつながりを学ぼう!」の「海」の学習として、「シュノーケリング体験」を行いました。
今回は、昨年度、天候不良でシュノーケリング体験をできなかった6年生も合同です。
講師は、竜串の海のエキスパート、竜串ダイビングセンター・佐野美月さん。
そして、海洋館・京谷さん、黒潮生物研究所・中地さん、大月地区パークボランティアのメンバー4名もサポートしてくださいました。
まずは、佐野さんから竜串湾で見られるサンゴのお話しを聞いた後、
爪白海岸へ移動し、班ごとに、器材の扱い方やシュノーケリング練習をします。
練習ができた班から、沖へと向かって出発!海中の生き物たちを観察しました。
生憎の雨でしたが、海は穏やかで透明度もよく、キレイ!
岸から泳いでいける範囲にもクシハダミドリイシなど卓状のサンゴが広がります。
サンゴのそばには、キレイな青色のソラスズメダイや黄色いチョウチョウウオなども見ることができます。
↓こちらは竜串湾の中で長老とも呼ばれている、推定年齢200歳以上のコブハマサンゴ。
子どもたちもその大きさに圧倒され、心惹かれたようです。
また、講師が海底からひろってきたナマコやヒトデにも実際に触れたことも、楽しかったようです。
少し肌寒かったため、早めの終了となりましたが、もっとやりたかった!との声も。
最後に講師への質問や感想を発表してもらったところ、身近な海でたくさんのサンゴや魚を見れたことに加え、講師の方の話しがとてもおもしろかったとのこと。
ただシュノーケリングをするだけでなく、
地元の海をよく知る方に教えてもらいながら体験することで、
より一層楽しみながら、竜串の海の魅力が伝わる授業となったようです。
また、授業後のアンケートでも、特に6年生から
「サンゴがキレイだったので、ダイバーの人たちが、サンゴや海をきれいにしてくれているということが心に残った」
「次の5年生には、ゴミ拾いなどサンゴを守る活動や海をキレイにすることをさせてあげたい」
という声を聞くことができ、地域の方の取組のおかげで、
今回自分たちの見た美しい海があると意識してくれたようで嬉しく思いました。