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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

【鳴門】 全国一斉美化清掃運動

2015年08月03日
高松 大林めぐみ

毎年、全国の自然公園を対象として、利用者の集中する地区において、管理団体や関係自治体、ボランティアさんたちの協力を得て、大規模な美化清掃活動を展開することにより、自然公園の美化思想を広く普及させることを目的とした全国一斉美化清掃運動が実施されています。今年は8月2日が一斉美化清掃日「クリーンデー」となっており、各自然公園にて行われました。

鳴門地区では、自然公園財団鳴門支部が中心となり、朝7時と早い時間帯にも関わらず近隣施設や関係自治体・団体、自治振興会から多くの方が参加してくださいました。

鳴門公園は本州とつなぐ明石海峡大橋の出入り口であり、また観光の目玉である鳴門の渦潮を見にやってくる観光客で賑わう場所。それだけに美化清掃にも精が出ます。

各々草刈り鎌とゴミ袋、竹ホウキなど持って、第1駐車場-孫崎-千畳敷-大鳴門橋架橋記念館-第1駐車場のぐるりを清掃しました。

<伸びたカヤなどを刈っていきます>

草でも伸びれば子どもの背丈ほどあり、種類によっては手や顔を切ったりすることもあります。また草が伸び、ゴミがたくさん落ちているとその場がどんどん荒廃した雰囲気にもなってしまいます。美化清掃は環境整備の意味だけでなく、安全面の確保やよりよい雰囲気づくりといった役割もあります。

<草刈り前>               <草刈り後>

約1時間の清掃活動でしたが、これだけスッキリとしました。

刈った草や剪定した枝などは、後に自然公園財団スタッフが回収してくれ、全てのゴミ袋を集めると、例年800㎏以上!にもなります。

クリーンデーは美化清掃を実施しているだけでなく、毎年、清掃道具や協力者への呼びかけ、後始末と大変な作業をしてくれている自然公園財団をはじめ、朝早くから集まり、公園の美化に努めてくれている皆様に感謝する日でもありました。

公園や施設の維持は、清掃に携わっている人達がいるからこそ気持ちよく利用できます。みなさんもどこかへ出かけた際には、ゴミは持ち帰る、所定の場所に決まりに従って捨ててください。また、地区の清掃活動があれば、それに参加してみるのもいいと思います。どんなゴミが多い、どこに多く捨てられているとか、草刈りをすることで通行時の視界が広がったりと、参加することで分かることがあるかもしれません。