アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
篠山の植物たち
2015年05月27日
足摺宇和海国立公園
こんにちは。
だんだん夏に向かって暑くなってきていますね。
報告が遅くなってしまいましたが、
今年の篠山のアケボノツツジは、例年より1週間ほど早いピークで、
GW前の4月28日の時点で散り始めでした。
【↓4月28日】
【↓5月14日】
連休中は花がポツリポツリと見られるだけで、少し残念という声も聞かれましたが、
今回は、アケボノツツジ以外の篠山の見所も少しご紹介!
篠山山頂付近には、コウヤマキやヒノキ、スギなどの巨木が多くあり、どれも迫力があり圧巻です!
【↓登山道のすぐ脇に立ち並ぶ大きなスギ】
【↓立派な天然のヒノキ】
【↓10種以上の木本が着床している「十色のコウヤマキ」】
そばを通り過ぎてしまっている方も多いのではないでしょうか。
ぜひ、休憩がてら足を止めて巨木たちも見上げてみてください♪
そして、足元にも茎から花まで半透明の不思議な植物がちらほら。
なんだろうと気になったので、後で調べてみると「ギンリョウソウ」と言う植物のようです。
光合成は行わず、菌根(きんこん:キノコやカビの仲間が根の組織に侵入し、つくられる共生体)を形成し、
必要な栄養を菌類から得ているそうです。
花期は4-7月なので、これからでも見られるかも!?
皆さんも篠山のいろんな植物をぜひ楽しみにいらしてください!
※篠山山頂付近は、国立公園の特別保護地区です。動植物の採取等は行わないようご注意下さい。