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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

秋の散策

2014年10月23日
松山

皆さんこんにちは。
だんだんと日が落ちるのが早くなってきました。

先日は今治方面へ行きました。
まず大角海岸です。
台風の影響でゴミが打ち上げられていました。


■ホオジロ ホオジロ科
「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」
という聞きなしで知られています。
市街地にもいる鳥なので声を聞いているかも知れません。
どのように聞こえるか聞いてみて下さい。

☆聞きなしとは・・・
鳥のさえずりをヒトの言葉に置き換えたもの。
ホトトギスの「特許許可局・てっぺんかけたか」など。

■水浴びの様子


■午前の磯
午後にも同じ場所から写真を撮ります。

次に桜井海岸へ行きました。
この海岸は日本の渚百選に選ばれている海岸です。

秋になり、キク科の植物が花を咲かせています。

■ツワブキ キク科
葉っぱだけの状態を夏に海水浴に来られた方は
見ているかも知れません。


■ヤクシソウ キク科
ニガナに似ていますが、秋に咲きます。
葉っぱが茎を抱いているのが特徴です。

キク科の中には、
「セイタカアワダチソウ」も入っています。
知られている方も多いと思いますが、
『外来種』です。
繁殖力が強く在来の植物を枯らしてしまします。
在来植物を守るためにも外来種の繁殖を防ぎましょう。


■サルトリイバラ ユリ科
ツル性の植物で茎にはトゲがあります。
猿もツルのトゲに絡み捕られるという意味から
猿捕り茨という名前になったそうです。
赤い実をつけますが、まだ熟していなかったようです。

まだまだトンボの季節は終わりません。
蛇池湿地では、アカトンボがたくさん飛んでいました。

■ノシメトンボ トンボ科
翅の先端に斑紋が有ります。
見た目が赤黒い、アカトンボの仲間です。


■ツマグロヒョウモン♂ タテハチョウ科
以前にも紹介しましたが、翅を広げている所を
撮ることが出来ました。
オスとメスでは柄が違うので、是非探してみてください。


■スイラン キク科
名前に「ラン」とありますが、キク科の植物です。
葉っぱがランのように細長いことから、この名前になったそうです。


■キセルアザミ キク科
上向きに咲かず、横向きに咲き下を向く。
変わった咲き方をします。

潮の干満差を見るために、午後にも大角海岸へ行きました。

■午後の磯
タイドプール(潮だまり)には、毎回違う生き物がいます。
潮の引いたときに観察して見て下さい。


■ツワブキ キク科
大角海岸のツワブキはまだ咲いていませんでした。


寒くなりましたが、体調管理に気をつけましょう。