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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

今治のいきもの

2014年08月20日
松山
こんにちは。
お盆は台風で雨が続きましたが、
今は夏空が広がっています。

今治市にある東予休暇村に行きました。
桜井海岸という白砂青松の海岸があります。
砂浜にはハマゴウが咲いていました。

○ハマゴウ クマツヅラ科
独特のにおいがあります。
昔はお香の代わりや燻って蚊よけにしたりと様々な方法で使用されていました。
見かけたらにおいと花の形を是非観察してみて下さい。


○センニンソウ キンポウゲ科
漢字で書くと仙人草。
名前の由来は実につく羽毛状のものが仙人のヒゲに見えることから、
センニンソウという名前になったそうです。
今回はそのヒゲを写真に納めるにはまだ早かったようです。
白い花が眩しいですが、4つの白い部分は萼だったそうです。
キンポウゲ科には多く見られる特徴です。
そしてもう一つの特徴が有毒。
草の汁が皮膚に付くとかぶれを起こすこともありますので、
触るときは注意して下さい。

その後は桜井海岸から休暇村本館へ続く遊歩道を歩きました。
少し歩いているとアオバトが鳴き始めました。
姿を探しましたが見つけられませんでした。
葉っぱと同じ色のアオバトを見つけるのは難しいです。
近くに巣があり警戒して鳴いているのだろう思います。
アオバトの鳴き声を聞いた事はありますか?
最初は少しうなったようにウーと鳴き、その後はアーオーと鳴きます。
うなり声のように聞こえると少し気味が悪いですが、
その後のアーオーと聞くとホッとします。

アカテガニの穴がたくさん開いていました。

じっとして待ってみましたが姿は見られず、
ですが、
上まで登って降りてきたときに出てきていました。

威嚇まではされませんでしたが、近づきすぎると逃げてしまうので距離を保ちながら写真撮影。

その後蛇池湿地に行きました。
とうとうサギソウが咲いていました。

○サギソウ ラン科
蛇池湿地に咲くサギソウは植えられたものですが、とてもきれいに咲いていました。
思っていたよりも小さく、はかなげでした。


○お知らせ~○
中国四国の国立公園展 
~アクティブレンジャーが伝える自然と活動~
が愛媛に回ってきました。
順番に回ってきていた写真展を松山市内で行います。

中国四国地方に勤務するアクティブレンジャーが撮った写真を
展示し、国立公園の自然や取り組みを紹介します。

○展示開場○
松山市都市環境学習センター
愛媛県松山市朝日ヶ丘1丁目1633-2 松山総合公園 管理棟1階
8月2日~8月31日まで開催。
(開館時間10時~16時30まで。月曜休館日)

↓詳しくはこちら↓
http://chushikoku.env.go.jp/to_2014/0801a.html