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アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
第4回 パークレンジャー講座 盛夏の浄土ヶ浦シーカヤック
2014年08月04日
松江
先日「第4回パークレンジャー講座 盛夏の浄土ヶ浦シーカヤック」と題して自然観察会を行いました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
今回はなんと!隠岐地域の国立公園核心部とも言える隠岐の島町の浄土ヶ浦海岸で、シーカヤックに乗りながら海からの眺めを楽しみましたので、その様子をお伝えします。
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まずは、新中自然保護官の挨拶からスタート!
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次に参加者全員でパドリングの練習!上手に漕げるかな?
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準備ができたらいよいよ出発です!
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この辺りは玄武岩の地層です。
長い年月をかけて日本海の荒波に削られた岩肌がダイナミックな景観を作り出しています。
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海の中もよく澄んでいます。写真の海藻はアラメで、隠岐ではそのまま食用にしたり、海水と一緒に煮て藻塩として産業に活用されています。アラメがあるということは、それを餌にするアワビやサザエが写っていたりして・・・・!?
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シーカヤックの背後に見えるのは地形の逆転が起きた絶壁!
崖中央部のへこんでいる箇所は、川が運んだ小石が堆積した層で、太古の昔は谷の底だったことがわかります。その後、火山が噴火し、この層の上に溶岩の層が重なっています。長い年月が経過し、谷の周囲にあった地形が浸食されて低くなった結果、昔の谷が現在の山となり、昔の山が現在の海になっているのです。(下図参照)
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資料提供:隠岐世界ジオパーク推進協議会
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洞窟に向けて突入!
波は穏やかですが、洞窟は潮の流れが速くなるので、見かけより頑張って漕がないとなかなか前に進めません。海はエメラルドグリーンで海底まで見える透明度!洞窟に入ると海底に反射した光でさながら青の洞窟になっていました。
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最後に参加者全員で並んで記念撮影!
シーカヤックを使うと普段とは違った目線で国立公園を見ることができ、また、岩壁ギリギリまで近寄ってみることができるので、ドキドキ・ワクワクの自然観察会となりました。参加者からも「ただシーカヤックと景色を楽しむだけではなく、隠岐の島の地質とか歴史を一緒に学べたので、さらに隠岐の魅力がUPしました。また友達を誘って参加したいです。」という感想をいただき、魅力が十分に伝わったのではないかと思います。
今回はなんと!隠岐地域の国立公園核心部とも言える隠岐の島町の浄土ヶ浦海岸で、シーカヤックに乗りながら海からの眺めを楽しみましたので、その様子をお伝えします。
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まずは、新中自然保護官の挨拶からスタート!
次に参加者全員でパドリングの練習!上手に漕げるかな?
準備ができたらいよいよ出発です!
この辺りは玄武岩の地層です。
長い年月をかけて日本海の荒波に削られた岩肌がダイナミックな景観を作り出しています。
海の中もよく澄んでいます。写真の海藻はアラメで、隠岐ではそのまま食用にしたり、海水と一緒に煮て藻塩として産業に活用されています。アラメがあるということは、それを餌にするアワビやサザエが写っていたりして・・・・!?
シーカヤックの背後に見えるのは地形の逆転が起きた絶壁!
崖中央部のへこんでいる箇所は、川が運んだ小石が堆積した層で、太古の昔は谷の底だったことがわかります。その後、火山が噴火し、この層の上に溶岩の層が重なっています。長い年月が経過し、谷の周囲にあった地形が浸食されて低くなった結果、昔の谷が現在の山となり、昔の山が現在の海になっているのです。(下図参照)
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資料提供:隠岐世界ジオパーク推進協議会
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洞窟に向けて突入!
波は穏やかですが、洞窟は潮の流れが速くなるので、見かけより頑張って漕がないとなかなか前に進めません。海はエメラルドグリーンで海底まで見える透明度!洞窟に入ると海底に反射した光でさながら青の洞窟になっていました。
最後に参加者全員で並んで記念撮影!
シーカヤックを使うと普段とは違った目線で国立公園を見ることができ、また、岩壁ギリギリまで近寄ってみることができるので、ドキドキ・ワクワクの自然観察会となりました。参加者からも「ただシーカヤックと景色を楽しむだけではなく、隠岐の島の地質とか歴史を一緒に学べたので、さらに隠岐の魅力がUPしました。また友達を誘って参加したいです。」という感想をいただき、魅力が十分に伝わったのではないかと思います。