アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
いその観察会
2014年07月31日
松山
こんにちは。
蝉の声も大きくなり、暑くなってきました。
7月26日(土)に海辺の生き物観察会を行いました。
当日の予想気温は33℃と高く、雲もなく快晴の空となりました。
海と空の青さが夏を感じます。
観察会日和ではありましたが、気になるのが熱中症です。
磯に行くと日陰がないのが難点です。
13時前にはぞくぞくと参加者の皆さんが集まりだし、
私にとって初めての観察会が始まりました。
【実施風景】
海辺の生き物観察会開始
オリエンテーションを行った後、講師の山本先生について行き、磯に行きました。
始めに、磯観察の諸注意を行いました。
潮が引き始めてまだ時間がたっていないので、
滑る場所があるので注意が必要です。
そして、一番大事なのが海に近づかない事です。
潮が引いているときは潮流も早くなり、
足を取られてしまうことがあるので注意が必要です。
磯の生き物観察
アラレタマキビについて
海水の当たらないような場所にいる貝で、
水槽に入れ海水を入れたらどうなっているか実験をしました。
みんなでたくさん取りました。
1つの水槽に入れて、観察会の後のお楽しみです。
岩の間に挟まっている生き物を見つけました。
知っている人?と聞くと、
「カメノテ」と元気よく答えてくれました。
タイドプールで生き物探しです。
生き物を探すときは石をゆっくりと動かして、
砂が巻き上がらないようにするといいよと先生に教わりました。
石の下には・・・。
ミミズハゼの仲間が見つかりました。
子供達は捕まえようとしたり、自分で見つけようと
探し始めました。
岩の高さによって見られる生き物が違います。
上には最初に見つけた「アラレタマキビ」がいました。
下にはどんな生き物がいるか探しました。
「ウニ」がいました。
水槽に入れると下から触手を出して動き始めました。
「わかめ」の標本の作り方を教わりました。
厚紙に挟むといいそうです。
わかめを拾って水槽に入れる子もいました。
岩にはもずくもくっついていました。
小さなオレンジ色と赤色のふわふわしたものを見つけました。
これは、「カイメン」という生き物です。
昔はカイメンをスポンジの代わりとして使っていました。
岩の下をのぞくと「イボニシ」が大量に集まっていました。
なにをしているかというと、産卵をしていました。
黄色の塊が、イボニシの卵です。
観察会中に産卵が見られるのはラッキーでした。
磯での観察を終えて、最初に捕まえた「アラレタマキビ」を見てみました。
アラレタマキビは水が苦手で、水につからないように上に逃げていました。
海に住んでいるのに水が苦手な生き物だと言うことを教わりました。
みんなで捕まえたカニや貝を種類別に分けてみました。
貝
スガイ・イシダタミ・イボニシ・マツバガイなど
が見ることが出来ました。
カニ
ヒライソガニが一番多く見られました。
ほかにもベンケイガニの仲間やヤドカリを
見ることが出来ました。
スジエビモドキ
大きいものから小さいものまで取ってきてくれました。
このスジエビモドキは卵を抱えています。
今回はミミズハゼ以外の魚などが見ることが出来ませんでした。
磯の生き物は年々減っていると山本先生がおっしゃっていました。
海に出かけられる方は是非磯の観察を行ってみて下さい。
暑くなるので熱中症対策を忘れず行って下さい。
~お知らせ~
中国四国の国立公園展
アクティブレンジャーが伝える自然と活動
が愛媛に回ってきました。
中四国を順番に回ってきていた写真展を松山市内で行います。
中国四国地方に勤務するアクティブレンジャーが
撮った写真を展示し、国立公園の自然や取り組みを
紹介します。
8月2日~8月31日まで開催。
(開館時間 10時~16時30まで。月曜休館日)
「松山市都市環境学習センター」で行います。
蝉の声も大きくなり、暑くなってきました。
7月26日(土)に海辺の生き物観察会を行いました。
当日の予想気温は33℃と高く、雲もなく快晴の空となりました。
海と空の青さが夏を感じます。
観察会日和ではありましたが、気になるのが熱中症です。
磯に行くと日陰がないのが難点です。
13時前にはぞくぞくと参加者の皆さんが集まりだし、
私にとって初めての観察会が始まりました。
【実施風景】
海辺の生き物観察会開始
オリエンテーションを行った後、講師の山本先生について行き、磯に行きました。
始めに、磯観察の諸注意を行いました。
潮が引き始めてまだ時間がたっていないので、
滑る場所があるので注意が必要です。
そして、一番大事なのが海に近づかない事です。
潮が引いているときは潮流も早くなり、
足を取られてしまうことがあるので注意が必要です。
磯の生き物観察
アラレタマキビについて
海水の当たらないような場所にいる貝で、
水槽に入れ海水を入れたらどうなっているか実験をしました。
みんなでたくさん取りました。
1つの水槽に入れて、観察会の後のお楽しみです。
岩の間に挟まっている生き物を見つけました。
知っている人?と聞くと、
「カメノテ」と元気よく答えてくれました。
タイドプールで生き物探しです。
生き物を探すときは石をゆっくりと動かして、
砂が巻き上がらないようにするといいよと先生に教わりました。
石の下には・・・。
ミミズハゼの仲間が見つかりました。
子供達は捕まえようとしたり、自分で見つけようと
探し始めました。
岩の高さによって見られる生き物が違います。
上には最初に見つけた「アラレタマキビ」がいました。
下にはどんな生き物がいるか探しました。
「ウニ」がいました。
水槽に入れると下から触手を出して動き始めました。
「わかめ」の標本の作り方を教わりました。
厚紙に挟むといいそうです。
わかめを拾って水槽に入れる子もいました。
岩にはもずくもくっついていました。
小さなオレンジ色と赤色のふわふわしたものを見つけました。
これは、「カイメン」という生き物です。
昔はカイメンをスポンジの代わりとして使っていました。
岩の下をのぞくと「イボニシ」が大量に集まっていました。
なにをしているかというと、産卵をしていました。
黄色の塊が、イボニシの卵です。
観察会中に産卵が見られるのはラッキーでした。
磯での観察を終えて、最初に捕まえた「アラレタマキビ」を見てみました。
アラレタマキビは水が苦手で、水につからないように上に逃げていました。
海に住んでいるのに水が苦手な生き物だと言うことを教わりました。
みんなで捕まえたカニや貝を種類別に分けてみました。
貝
スガイ・イシダタミ・イボニシ・マツバガイなど
が見ることが出来ました。
カニ
ヒライソガニが一番多く見られました。
ほかにもベンケイガニの仲間やヤドカリを
見ることが出来ました。
スジエビモドキ
大きいものから小さいものまで取ってきてくれました。
このスジエビモドキは卵を抱えています。
今回はミミズハゼ以外の魚などが見ることが出来ませんでした。
磯の生き物は年々減っていると山本先生がおっしゃっていました。
海に出かけられる方は是非磯の観察を行ってみて下さい。
暑くなるので熱中症対策を忘れず行って下さい。
~お知らせ~
中国四国の国立公園展
アクティブレンジャーが伝える自然と活動
が愛媛に回ってきました。
中四国を順番に回ってきていた写真展を松山市内で行います。
中国四国地方に勤務するアクティブレンジャーが
撮った写真を展示し、国立公園の自然や取り組みを
紹介します。
8月2日~8月31日まで開催。
(開館時間 10時~16時30まで。月曜休館日)
「松山市都市環境学習センター」で行います。