アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
【体験教室】 蜂蜜しぼりと蜜蝋キャンドルづくり
2014年07月31日
高松
今年もキャンセル待ち続出の大人気プログラム、
「蜂蜜絞りと蜜蝋キャンドルづくり」を行いました。
講師はお馴染み、五色台麓で生業されている中田養蜂さん。
普段の生活の中で自分たちの手で蜂蜜を絞ることはもちろん、なかなかこのようなプログラムを実施している所もないため、参加者にとっては新鮮。
また養蜂家が使う道具もTVや本でしか見たことない人が多く、みなさん興味津々でした。
【子供向けに分かりやすくお話】
毎年このプログラムは夏休みに入った休日ということで、子供の自由研究に役立つよう分かりやすく説明してくれました。
その中でのお話・・・。
ミツバチの巣の中に大きなハチ、女王蜂がいますよね。
女王というだけにこちらはメスだと分かりますが、働き蜂はどちらでしょう?
・・・正解は、全てメス!(昨年のAR日記にも書いているので分かりましたよね?)
働き蜂の中には、巣の中で幼虫の世話など家事をするハチと、外に出て蜜や花粉を運んでくるキャリアウーマンのようなハチがいます。
実は巣の中で家事をするのは若いメス蜂、外に働きに出るのは年配のメス蜂なのだそう。
外に出ると、スズメバチをはじめとした外敵や雨に濡れて飛べなくなったりとリスクはかなり大きいもの。
もし若いハチがリスクと背負って外に出ると・・・
外敵などで死んだり弱ったりする → 次世代へ続くハチが減ってしまう
ということから、寿命の短くなった年配が外に出るシステムになっているのだそう。
なんだか外にいる働き蜂を見ると思わず「頑張って!」と言ってしまいそうですね。
そんなミツバチの巣の中はどうなっているのか?
【蜜いっぱいの巣板を観察】
巣箱を開けると・・・蜜がいっぱい詰まった巣板を見せてくれました。
持ってみると、両手でしっかりと持たないといけないくらい重い!
子供たちも代わる代わる持って、その重さを実感。
そんな重い巣板からはどれだけのハチミツが採れるのでしょうか。
【蜜ふた取りに挑戦!】
お湯で温めたナイフを使って、白い蜜ふたをこそぎ取っていきます。
蜜は粘度が高いため、まっすぐ上に動かそうとしてもなかなか。
ナイフはギコギコとノコを挽くようにしながら、ゆっくりと上に動かすと六角の巣を壊すことなくキレイに蜜ふただけ取れます。
【溢れんばかりの蜜が出てきました】
六角の巣はミツバチが1から作ったものなので、深くナイフを入れて壊してしまうとミツバチがまた作り直さないといけないので大変!
ですが、今回の参加者を見てみると、みんな上手に取れて初めてとは思えません。
思わず中田養蜂の女王蜂さんも
「うちの息子の嫁に!将来、養蜂家にならない?」なんて声が出るほど(笑)
そんな蜜ふたを取っている最中には・・・
【蜜ふたをペロリ】
蜜ふたも食べられる?蜜が付いて甘いせいか、何度か口に運ぶ子もいました。
巣板両側の蜜ふたが取れたら、いよいよ巣板を遠心分離器に入れていきます。
【みんなの注目を浴びながら回す!】
透明の遠心分離器には巣板から黄金色に光る蜜が飛んで、なんともきれい。
見守る参加者もうっとり。
【採れたてハチミツはお土産に】
ハチミツを採りきった巣板を持ってみると・・・
「軽い!!」あんなに重かった巣板が片手で軽々と持てるくらいにまでに。
2枚の巣板から約500gの瓶2本に入れても、遠心分離器にはまだ残っているくらいなので、相当な量のハチミツが巣板にあったことになります。
そして、採取が終わった後のお楽しみは。
【4種のハチミツの味比べ】
一見、同じ味だと思っていたら、色も味も匂いもそれぞれ違いがあります。
【今回はこの4種を味比べ】
蜂蜜は種類によってサラダやデザート、チーズにかけたりとバリエーション豊かなのも特徴です。
「これにはどんな蜂蜜が合うの?」
気になる方は中田養蜂さんで聞いてみると、いろいろ教えてくれますよ。
ちなみに参加者が絞ったのは、主にハゼの花から採られた百花蜜。
こちらもいい香りがします。
蜂蜜絞りの合間にはこんなこともしていました。
【間近でミツバチを観察】
【養蜂家になったつもりでパチリ】
採蜜の順番を待っている間でも飽きさせません。
また参加者からは次々と質問が飛び出し、この時間だけで自由研究は完成できそうなくらい。
【蜜蝋キャンドルづくりに挑戦】
貴重な蜂蜜絞りの後は、コチラもミツバチからお裾分けいただく蜜蝋からキャンドルを作ります。
溶かした蜜蝋に糸を垂らして、大きくなるまで根気よく続けます。
徐々に大きくなったら、下部をハサミでまっすぐにチョキッと切ります。
【キャンドル立ても手作りで】
キャンドルは耐熱ガラスに入れますが、ハリガネで固定した方がより安定します。
普段目にするキャンドルはパラフィンという石油系原料からできていますが、蜜蝋は口紅など化粧品にも使われる天然素材。
蜂蜜や蜜蝋だけでなく、健康食品のローヤルゼリーやプロポリスもミツバチが作りだしてくれるもの。またミツバチが花粉を運び、受粉することで野菜や果物が育ち、私たちは美味しい食事にありつけます。
ミツバチ達は人の生活に大きく影響し、なくてはならない存在なのです。
そんなミツバチや蜂蜜の量を大きく左右する蜜源は、今や数十年前の1/4にまで減っているそう。
これは蜜源となる花が減ったということで、これによりミツバチの健康状態にもつながると中田養蜂さんは言われていました。
自然が減るということは、生き物が人に与えてくれるものも減るということ。
蜂蜜だけでなく、薬の原料になっている植物や動物由来のものが多くあります。
養蜂を知ることで、生き物が人に与えてくれる恩恵に気付かせてくれました。
【こんなに大きなキャンドルも!!】
予想外の大きさに思わずスタッフも大受け(笑)
「蜂蜜絞りと蜜蝋キャンドルづくり」を行いました。
講師はお馴染み、五色台麓で生業されている中田養蜂さん。
普段の生活の中で自分たちの手で蜂蜜を絞ることはもちろん、なかなかこのようなプログラムを実施している所もないため、参加者にとっては新鮮。
また養蜂家が使う道具もTVや本でしか見たことない人が多く、みなさん興味津々でした。
【子供向けに分かりやすくお話】
毎年このプログラムは夏休みに入った休日ということで、子供の自由研究に役立つよう分かりやすく説明してくれました。
その中でのお話・・・。
ミツバチの巣の中に大きなハチ、女王蜂がいますよね。
女王というだけにこちらはメスだと分かりますが、働き蜂はどちらでしょう?
・・・正解は、全てメス!(昨年のAR日記にも書いているので分かりましたよね?)
働き蜂の中には、巣の中で幼虫の世話など家事をするハチと、外に出て蜜や花粉を運んでくるキャリアウーマンのようなハチがいます。
実は巣の中で家事をするのは若いメス蜂、外に働きに出るのは年配のメス蜂なのだそう。
外に出ると、スズメバチをはじめとした外敵や雨に濡れて飛べなくなったりとリスクはかなり大きいもの。
もし若いハチがリスクと背負って外に出ると・・・
外敵などで死んだり弱ったりする → 次世代へ続くハチが減ってしまう
ということから、寿命の短くなった年配が外に出るシステムになっているのだそう。
なんだか外にいる働き蜂を見ると思わず「頑張って!」と言ってしまいそうですね。
そんなミツバチの巣の中はどうなっているのか?
【蜜いっぱいの巣板を観察】
巣箱を開けると・・・蜜がいっぱい詰まった巣板を見せてくれました。
持ってみると、両手でしっかりと持たないといけないくらい重い!
子供たちも代わる代わる持って、その重さを実感。
そんな重い巣板からはどれだけのハチミツが採れるのでしょうか。
【蜜ふた取りに挑戦!】
お湯で温めたナイフを使って、白い蜜ふたをこそぎ取っていきます。
蜜は粘度が高いため、まっすぐ上に動かそうとしてもなかなか。
ナイフはギコギコとノコを挽くようにしながら、ゆっくりと上に動かすと六角の巣を壊すことなくキレイに蜜ふただけ取れます。
【溢れんばかりの蜜が出てきました】
六角の巣はミツバチが1から作ったものなので、深くナイフを入れて壊してしまうとミツバチがまた作り直さないといけないので大変!
ですが、今回の参加者を見てみると、みんな上手に取れて初めてとは思えません。
思わず中田養蜂の女王蜂さんも
「うちの息子の嫁に!将来、養蜂家にならない?」なんて声が出るほど(笑)
そんな蜜ふたを取っている最中には・・・
【蜜ふたをペロリ】
蜜ふたも食べられる?蜜が付いて甘いせいか、何度か口に運ぶ子もいました。
巣板両側の蜜ふたが取れたら、いよいよ巣板を遠心分離器に入れていきます。
【みんなの注目を浴びながら回す!】
透明の遠心分離器には巣板から黄金色に光る蜜が飛んで、なんともきれい。
見守る参加者もうっとり。
【採れたてハチミツはお土産に】
ハチミツを採りきった巣板を持ってみると・・・
「軽い!!」あんなに重かった巣板が片手で軽々と持てるくらいにまでに。
2枚の巣板から約500gの瓶2本に入れても、遠心分離器にはまだ残っているくらいなので、相当な量のハチミツが巣板にあったことになります。
そして、採取が終わった後のお楽しみは。
【4種のハチミツの味比べ】
一見、同じ味だと思っていたら、色も味も匂いもそれぞれ違いがあります。
【今回はこの4種を味比べ】
蜂蜜は種類によってサラダやデザート、チーズにかけたりとバリエーション豊かなのも特徴です。
「これにはどんな蜂蜜が合うの?」
気になる方は中田養蜂さんで聞いてみると、いろいろ教えてくれますよ。
ちなみに参加者が絞ったのは、主にハゼの花から採られた百花蜜。
こちらもいい香りがします。
蜂蜜絞りの合間にはこんなこともしていました。
【間近でミツバチを観察】
【養蜂家になったつもりでパチリ】
採蜜の順番を待っている間でも飽きさせません。
また参加者からは次々と質問が飛び出し、この時間だけで自由研究は完成できそうなくらい。
【蜜蝋キャンドルづくりに挑戦】
貴重な蜂蜜絞りの後は、コチラもミツバチからお裾分けいただく蜜蝋からキャンドルを作ります。
溶かした蜜蝋に糸を垂らして、大きくなるまで根気よく続けます。
徐々に大きくなったら、下部をハサミでまっすぐにチョキッと切ります。
【キャンドル立ても手作りで】
キャンドルは耐熱ガラスに入れますが、ハリガネで固定した方がより安定します。
普段目にするキャンドルはパラフィンという石油系原料からできていますが、蜜蝋は口紅など化粧品にも使われる天然素材。
蜂蜜や蜜蝋だけでなく、健康食品のローヤルゼリーやプロポリスもミツバチが作りだしてくれるもの。またミツバチが花粉を運び、受粉することで野菜や果物が育ち、私たちは美味しい食事にありつけます。
ミツバチ達は人の生活に大きく影響し、なくてはならない存在なのです。
そんなミツバチや蜂蜜の量を大きく左右する蜜源は、今や数十年前の1/4にまで減っているそう。
これは蜜源となる花が減ったということで、これによりミツバチの健康状態にもつながると中田養蜂さんは言われていました。
自然が減るということは、生き物が人に与えてくれるものも減るということ。
蜂蜜だけでなく、薬の原料になっている植物や動物由来のものが多くあります。
養蜂を知ることで、生き物が人に与えてくれる恩恵に気付かせてくれました。
【こんなに大きなキャンドルも!!】
予想外の大きさに思わずスタッフも大受け(笑)