中国四国地方のアイコン

中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

H26年度 三崎小5年生環境学習「竜串の海と生きもの」

2014年07月15日
土佐清水
毎年、地域の方々のご協力で行われている三崎小学校5年生の環境学習が今年もスタートしました。

第1回目の授業は「竜串のうみといきもの」について、
黒潮生物研究所の中地さんにお話ししていただきました。




まずは、みんなの身近な海である竜串湾やそこで暮らすサンゴの紹介がありました。
サンゴっていったい何でしょう!?
動物?植物?それとも石?

サンゴは刺胞動物という動物の仲間ではありますが、植物のように光合成で栄養を得たり、石のような性質を持つ部分もあります。
どれも間違いではないのかもしれませんね。

そして、サンゴがどうやって成長していくのか、サンゴどうしの生きる場所をめぐる戦い、サンゴの役割などのお話しがありました。
ここでは、サンゴの標本も実際に手に取り観察しました。





そして、当たるとウワサの「サンゴ占い」にチャレンジ。
フローチャートを辿って自分が何サンゴか占います。これは休み時間中も大人気。
自分があてはまったサンゴを海でも見つけられるといいですね!




後半は磯の生きものについて。
貝などのおいしい生きもの、毒を持つ危険な生きもの、竜串で見つかった新種などについて、クイズを交えながら学びました。
タマキビを水につけるとどうなるか実験も行いました。




そして貝の標本を見ながら名前をあてる小テストにも挑戦!

名前と言っても一般的に呼ばれている名前だけでなく、この地域で呼ばれている名前の2つがあります。
みんなよく知っていてびっくり!
やはり、地域の呼び名の方がなじみがあるようです。


今日の授業を通して、これから実際に海で見るであろう生きものたちが、ますます楽しみになったのではないでしょうか。

次回は竜串湾でシュノーケリング体験です。