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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

美保関を歩こう!【島根の自然】

2014年07月07日
松江
島根半島東端は美保関灯台や「えびす様の総本宮」こと美保神社があり、
ドライブや参拝が人気で、その大部分が国立公園に指定されています。

実は灯台のある地蔵崎園地からは美保神社までの遊歩道があり、
歩きやすく自然探索におすすめなので紹介したいと思います。


         美保関灯台

美保関灯台の駐車場の反対側に遊歩道の入口があります。
尾根沿いを歩く平坦な道が多く、蝶がたくさん舞っていました。




1kmほどで馬着山にある休憩所(蚊が多かった…)までたどり着くことができます。
この先は湿っぽくて花が楽しめるような箇所が多くなります。
アジサイとテイカカズラの組み合わせが綺麗でした。


      (クリックで拡大します)

左上:ササユリ      右上:ヤマアジサイ
左下:ムラサキカタバミ 右下:ホタルブクロ


            テイカカズラ





終盤は仏国寺から青石畳通を通過し、美保神社と港に出れます。



この付近ではいつもイカ焼き屋台の悩ましい香りがします…

実は美保神社は70km離れた出雲大社まで国道431号線(と県道2号線)でほぼ一直線に繋がっているんですよね。とても気持ちの良い道が続きますよ。
※出雲大社も国立公園の一部なんです!


        (クリックで拡大)

紹介したコースは全体で片道3km、標高差は200mほどです。
分岐を曲がらなければ、春にはツツジで有名な五本松公園まで足を伸ばすこともできます。

低い尾根なので木々が茂り眺望は少ないのですが、その分涼しいですし、
灯台付近の景色と美保関港のみなと風景が楽しめます。

今週は台風が来るとのことですが、その後なら空気が澄んで隠岐島まで見えるすばらしい景色が期待できるかもしれませんね!

また、海の日(21日)には灯台の内部が無料で一般公開されますので、
この機会に美保関で国立公園の自然と景観を堪能されてはいかがでしょうか。