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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

H25年度 三崎小環境学習「間伐体験」

2014年01月23日
土佐清水
こんにちは。
良いお天気ですが、それなりに寒い土佐清水です。


先週、三崎小学校の環境学習、久しぶりの実施となりました。
今回は5年生のテーマ「山川海里のつながりを学ぶ」の「山」の学習として、間伐体験を行いました。
講師は土佐清水市森林組合の組合長・山下さんをはじめとした職員の皆さんです。



学校に集合した後、車で移動し間伐を行う50年生のヒノキ林へ。
はじめに山下組合長から、間伐の説明をしていただきました。
間伐は切り出した木を利用することだけでなく、
山の中に光を入れ、木を育て、土砂崩れなどを起きにくくするためにも重要です。
職員の黒岩さんに間伐の実演をしてもらった後にいよいよ間伐体験です。
手ノコギリを使って1人1人、木を切っていきます。





力のいる作業で、他の木にひっかかり、なかなか倒れない木もありましたが、うまく倒れたときは歓声があがりました。

自分の間伐した木の破片を手にとり「良い香りがする!」とかいでみたり、切り株の年輪を数えてみたりしました。

年輪は50くらいあるはずなのですが、数えられたのは36だったようです。。。


間伐で汗を流した後は、近くの池のそばで一旦お昼休憩です。
5年生のみんなはこの短い時間に率先してゴミ拾いもしていましたね。えらい!


午後からは、重機を使った間伐現場の見学です。
まず、登場した重機はハーベスタ。

木の長さを測り、決まった長さに切り落とす機械です。
実演してもらった後、間近で見学したり操縦席にも座らせてもらいました。



続いて登場したのはスイングヤーダ。

切った木を斜面の上まで引っ張り上げる機械です。
ここでは、たまたま児童のお父さんが働いており、
お父さんのかっこいい仕事姿に「林業、継ぐ!」と言う言葉も。
こんな風に間伐の役割や林業のことに関心を持ってくれる子が増えると嬉しいですね。


大きなケガなどもなく、山での学習も無事に終えることが出来ました。
次回はいよいよ1年間のまとめです。