アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
猛禽類「ミサゴ」
2013年11月21日
広島
猛禽類(もうきんるい)とは
鋭い爪と嘴(くちばし)を持ち
他の動物を補食するワシやタカ、フクロウなどの鳥の総称です。
猛禽類が飛んでいる姿は威厳があってかっこいいですよね!
空をゆったりと飛んでいると思わず目で追ってしまいます。
強いイメージもあってか、「Hawks(タカ)」や「Eagles(ワシ)」など野球のチーム名でも使われています。
空を飛んでいる猛禽類を見たことはあるけど
いまいちワシなのかタカなのかトビなのかわからない…
という方多いのではないでしょうか?
実際はワシタカ目という同じ仲間で大型の鳥をワシ。
中型・小型のものをタカ。
そして、トビはタカの一種で
この辺りで見られる小型の猛禽類で尾羽が三味線のバチの形をして、
円を描きながら飛んでいるのはトビの可能性が高いです。
そして、瀬戸内海では「ミサゴ」という猛禽類を見ることができます。
魚を主食とするため海沿いや島しょ部で見られ、お腹が白いのが特徴です。
[ミサゴ(周南市沖で撮影)]
島の多い広島や山口で目にすることは珍しくないのですが、
全国的には数を減らしている猛禽類で
40都道府県で絶滅危惧種(環境省:準絶滅危惧)に指定されています。
原因としては、護岸整備のほか、釣りやレジャーで島しょ部への人の立ち入りにより営巣する場の減少、生物濃縮した化学物質や重金属等の影響も懸念されています。
生物濃縮とは、食物連鎖の繰り返しによって捕食者の方が生物体内に蓄積されやすい化学物質の濃度が上昇することをいいます。
[食物連鎖による生物濃縮のイメージ図]
最初は微量の化学物質です。
プランクトン→小型魚類→大型魚類、そしてミサゴのように生態系の頂点に位置する捕食者になると多量の化学物質が蓄積されてしまいます。
他の猛禽類も同じ悪影響を受けていると考えられ、
もちろん魚を食べる私たち自身も他人事ではありません。
猛禽類は環境汚染や生態系の影響を受けやすい存在です。
猛禽類が数を減らしているということは
生態系のバランスが崩れているということ。
彼らが空を舞う姿をいつまでも見られることを切に願います。
鋭い爪と嘴(くちばし)を持ち
他の動物を補食するワシやタカ、フクロウなどの鳥の総称です。
猛禽類が飛んでいる姿は威厳があってかっこいいですよね!
空をゆったりと飛んでいると思わず目で追ってしまいます。
強いイメージもあってか、「Hawks(タカ)」や「Eagles(ワシ)」など野球のチーム名でも使われています。
空を飛んでいる猛禽類を見たことはあるけど
いまいちワシなのかタカなのかトビなのかわからない…
という方多いのではないでしょうか?
実際はワシタカ目という同じ仲間で大型の鳥をワシ。
中型・小型のものをタカ。
そして、トビはタカの一種で
この辺りで見られる小型の猛禽類で尾羽が三味線のバチの形をして、
円を描きながら飛んでいるのはトビの可能性が高いです。
そして、瀬戸内海では「ミサゴ」という猛禽類を見ることができます。
魚を主食とするため海沿いや島しょ部で見られ、お腹が白いのが特徴です。
[ミサゴ(周南市沖で撮影)]
島の多い広島や山口で目にすることは珍しくないのですが、
全国的には数を減らしている猛禽類で
40都道府県で絶滅危惧種(環境省:準絶滅危惧)に指定されています。
原因としては、護岸整備のほか、釣りやレジャーで島しょ部への人の立ち入りにより営巣する場の減少、生物濃縮した化学物質や重金属等の影響も懸念されています。
生物濃縮とは、食物連鎖の繰り返しによって捕食者の方が生物体内に蓄積されやすい化学物質の濃度が上昇することをいいます。
[食物連鎖による生物濃縮のイメージ図]
最初は微量の化学物質です。
プランクトン→小型魚類→大型魚類、そしてミサゴのように生態系の頂点に位置する捕食者になると多量の化学物質が蓄積されてしまいます。
他の猛禽類も同じ悪影響を受けていると考えられ、
もちろん魚を食べる私たち自身も他人事ではありません。
猛禽類は環境汚染や生態系の影響を受けやすい存在です。
猛禽類が数を減らしているということは
生態系のバランスが崩れているということ。
彼らが空を舞う姿をいつまでも見られることを切に願います。