中国四国地方のアイコン

中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

【大山】秋の一斉清掃が行われました

2013年10月24日
米子
大山では春と秋の年2回、関連する団体や一般ボランティアの皆さんによる
一斉清掃が実施されています。
昭和52年から始まるこの運動は、
みんなでゴミ拾いをし、大山をきれいにしようという目的の他に、
ゴミの持ち帰り運動を多くの方に理解して頂く機会でもあります。

10月20日(日)に、大山山麓のさまざまな場所で秋の一斉清掃が実施されましたが、
鏡ヶ成では外来植物の抜き取り作業も行われました。

外来種とは、本来その場所にいなかったものが人間の活動によって侵入し、
もともと在来していた生きものの生息環境に影響を与えるなど
問題が指摘されているものです。
当日はあいにくの雨模様でしたが、
参加者の皆さんには熱心に作業頂きました。

鏡ヶ成の園地に広がっているブタナの抜き取り作業を行いました。

雨の中でしたが、熱心に作業頂きました。
ありがとうございました!!

午後からは、参加頂いた皆さんと一緒に鏡ヶ成にある象山を散策…
の予定でしたが、午後もなかなか雲は上がらず晴れ間は見られません。
それでも、参加者さんの元気な声を受け、散策に出かけました。

午後も暑い雲はなかなか上がりませんが、元気にスタートです。

大山山麓には西日本最大級のブナ林が広がっています。
大山の自然を代表する樹木であるブナの森のお話を聞きながら散策しました。
講師の方からは、大山の野鳥のお話や、
秋になってまた姿が見られるようになったアサギマダラのお話など
貴重なお話を聞かせて頂きました。
本当なら、象山山頂で眺望を堪能したかったのですが、
やはり雨は上がらず、今回は途中までの散策となりました。
それでも、鏡ヶ成の森に降る雨を感じながら、とても楽しい時間となりました。

雪深い鏡ヶ成の厳しい自然を想像させる個性的な樹形の木もたくさん見られます。

講師の方からは、とっても貴重な大山の動物たちのお話を聞かせて頂きました。

いよいよ鏡ヶ成では紅葉シーズンの本番を迎えます。
皆さんもぜひ、秋晴れの日に鏡ヶ成に向かわれてはいかがでしょうか。