アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
【寒霞渓】 より楽しむ方法
2013年10月16日
高松
とあるイベントの下見に寒霞渓に行ってきました。
いつもは1人で巡視に行くことが多いのですが、今回は打合せも兼ねて関係機関と地元・小豆島観光ボランティアガイドクラブ松尾さんに同行して頂きました。
10月初旬の暑さが落ち着いた日。
イベントスタート地点である表神懸遊歩道下山口は標高295mに位置するせいか空気はヒンヤリしていました。
今回は下見ルートである表神懸遊歩道を通り、山頂へと向かいます。
下山口から見える『通天窓』『紅雲亭』を抜け、少し歩くと
表十二景3番目が見えてきました。
【錦屏風(きんびょうぶ)】
紅葉の時期になるとツタなどの紅葉、黄葉と共に常緑樹のウバメガシの緑がより映えることから、鮮やかな錦織物が屏風のように立って見える様に例えられた奇岩です。
ガイドの松尾さんから
「錦屏風の上にいろんな形の岩がありますね?みなさんは何に見えますか?」
よーく見てみると・・・
「・・・ひよこですか??」
そう。右に顔を向けたひよこだったんですよ。
今まで何回も歩いているのに全く気付きませんでした。
右側に縦長にそびえる岩は「筆立て岩」と呼ばれているそう。
例えられる岩はまだありました。
5番目にある『蟾蜍岩(せんじょがん)』はカエルが這いつくばっているように見える奇岩があるのですが、実は「犬岩」またの名「ライオン岩」と間違えていることが多いのだそう。
正解の蟾蜍岩はコチラ↓↓
ロープウェイからの眺め 左『老杉洞(ろうさんどう)』 右『蟾蜍岩』
4番目にある老杉洞は、岩壁に生える老杉と洞窟のことを指します。
洞窟の中は百畳広間があると言われ、実際行けるそうですが・・・結構難儀な道のよう。
ガイドなし、1人では行かない方が無難です。
ここ遊歩道からは、その老杉洞が見えづらいため、ニホンザルの餌場となっている広場のことを老杉洞だと皆さん思っているかもしれません。
そして、9番目に見える『荷葉岳(かようがく)』も間違えられやすい奇岩の一つ。
遊歩道から見える「ゴジラ岩」と間違えられやすいのだとか。
荷葉岳は蓮(ハス)の葉の葉脈を裏から見たようだということから付けられた名前。
この例えだけでどれが荷葉岳だか分かりますか?
この写真の中には表十二景が2つ、そうではない岩が1つあります。
間違えられやすい「ライオン岩」と「ゴジラ岩」はどれかというと・・・
それは実際に足を運んで探してみて下さい。
それぞれの奇岩の近くにあることが最大のヒントですよ~。
そして、荷葉岳の正解は!!
仏像岩は海に向いている仏様のように見えます。
仏像岩は烏帽子岩と並んでいるので、セットで見られている方もいるかもしれませんね。
烏帽子岩が1番よく眺められるのは、表神懸遊歩道登山口でもある四望頂展望地。
奇岩はもとより渓谷、内海湾、空が眺める絶景ポイントですよ。
そして、より奇岩や渓谷美を楽しむ方法は片道を遊歩道で、もう片道はロープウェイに乗ること。
そうすると下から眺めた景色、上から全体を眺める景色とひと味違った風景を眺められますし、実は表十二景裏八景と思っていた奇岩が「違った!」と分かるかもしれません。
ロープウェイからの景色
ガイドの松尾さんに教えてもらった「あの岩は何に見える?」クイズは正解がないため、誰にでも楽しめ、また想像力をかき立てるもの。
またガイドさんがいることで、より深い説明や眺望ポイントも教えてもらえますし、何より楽しませ方が本当に上手!
寒霞渓に行く際はお願いしてみてはどうでしょうか。
【小豆島観光ボランティアガイドクラブ】で検索してみてください。
【小豆島から高松に向かって帰るフェリーから】
行き帰りの航路からの瀬戸内の景色も楽しみのひとつです。
いつもは1人で巡視に行くことが多いのですが、今回は打合せも兼ねて関係機関と地元・小豆島観光ボランティアガイドクラブ松尾さんに同行して頂きました。
10月初旬の暑さが落ち着いた日。
イベントスタート地点である表神懸遊歩道下山口は標高295mに位置するせいか空気はヒンヤリしていました。
今回は下見ルートである表神懸遊歩道を通り、山頂へと向かいます。
下山口から見える『通天窓』『紅雲亭』を抜け、少し歩くと
表十二景3番目が見えてきました。
【錦屏風(きんびょうぶ)】
紅葉の時期になるとツタなどの紅葉、黄葉と共に常緑樹のウバメガシの緑がより映えることから、鮮やかな錦織物が屏風のように立って見える様に例えられた奇岩です。
ガイドの松尾さんから
「錦屏風の上にいろんな形の岩がありますね?みなさんは何に見えますか?」
よーく見てみると・・・
「・・・ひよこですか??」
そう。右に顔を向けたひよこだったんですよ。
今まで何回も歩いているのに全く気付きませんでした。
右側に縦長にそびえる岩は「筆立て岩」と呼ばれているそう。
例えられる岩はまだありました。
5番目にある『蟾蜍岩(せんじょがん)』はカエルが這いつくばっているように見える奇岩があるのですが、実は「犬岩」またの名「ライオン岩」と間違えていることが多いのだそう。
正解の蟾蜍岩はコチラ↓↓
ロープウェイからの眺め 左『老杉洞(ろうさんどう)』 右『蟾蜍岩』
4番目にある老杉洞は、岩壁に生える老杉と洞窟のことを指します。
洞窟の中は百畳広間があると言われ、実際行けるそうですが・・・結構難儀な道のよう。
ガイドなし、1人では行かない方が無難です。
ここ遊歩道からは、その老杉洞が見えづらいため、ニホンザルの餌場となっている広場のことを老杉洞だと皆さん思っているかもしれません。
そして、9番目に見える『荷葉岳(かようがく)』も間違えられやすい奇岩の一つ。
遊歩道から見える「ゴジラ岩」と間違えられやすいのだとか。
荷葉岳は蓮(ハス)の葉の葉脈を裏から見たようだということから付けられた名前。
この例えだけでどれが荷葉岳だか分かりますか?
この写真の中には表十二景が2つ、そうではない岩が1つあります。
間違えられやすい「ライオン岩」と「ゴジラ岩」はどれかというと・・・
それは実際に足を運んで探してみて下さい。
それぞれの奇岩の近くにあることが最大のヒントですよ~。
そして、荷葉岳の正解は!!
仏像岩は海に向いている仏様のように見えます。
仏像岩は烏帽子岩と並んでいるので、セットで見られている方もいるかもしれませんね。
烏帽子岩が1番よく眺められるのは、表神懸遊歩道登山口でもある四望頂展望地。
奇岩はもとより渓谷、内海湾、空が眺める絶景ポイントですよ。
そして、より奇岩や渓谷美を楽しむ方法は片道を遊歩道で、もう片道はロープウェイに乗ること。
そうすると下から眺めた景色、上から全体を眺める景色とひと味違った風景を眺められますし、実は表十二景裏八景と思っていた奇岩が「違った!」と分かるかもしれません。
ロープウェイからの景色
ガイドの松尾さんに教えてもらった「あの岩は何に見える?」クイズは正解がないため、誰にでも楽しめ、また想像力をかき立てるもの。
またガイドさんがいることで、より深い説明や眺望ポイントも教えてもらえますし、何より楽しませ方が本当に上手!
寒霞渓に行く際はお願いしてみてはどうでしょうか。
【小豆島観光ボランティアガイドクラブ】で検索してみてください。
【小豆島から高松に向かって帰るフェリーから】
行き帰りの航路からの瀬戸内の景色も楽しみのひとつです。