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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

子どもたちが体験!レンジャーってどんなお仕事?(2日目)

2013年10月01日
広島
JPR2日目の朝、
海辺で小さな自然公園を作りました。
1人1人異なったテーマと
公園ならではの見どころを作り、
さらにガイドとして紹介するというもの。

[まつぼっくりが主役の公園]

[ガイドとして来訪者に見どころを紹介]

海辺の生き物たちがどうやって生き残っているのか、
頭では理解していてもどれだけ大変かはわかりませんよね。
そこで子どもたち自身がカニとなって
「アカテガニの一生」を体験しました。
アカテガニは山で生活するカニです。
夏の満月の大潮になると、山から下りてきて海に抱卵します。
その数なんと数万個!
ですが、海には危険がいっぱいです。
捕食者である魚役の攻撃を避けながら
孵化した稚ガニは安全な藻場を目指します。

[海の中ではプランクトン、陸ではカニ歩きをして敵から逃げます]
成長した稚ガニは再び陸を目指して泳ぎ出します。
海では魚が、陸上についても今度は鳥や車などこれまた危険がいっぱいです。
さて、カニ役の子どもたちは一体何匹大人になれたのでしょうか??
敵を避けながら目的の藻場へ陸へと逃げるアカテガニ役の子どもたち。
20名中、生き残ったのは3名でした。
実際は卵数万個のうちわずか数匹と言われています。
自然界に生きる命の大切さを知る体験となりました。

[ゲーム中施設に迷い込んだアカテガニに遭遇。カニへの見る目が変わりました^^;]

最後は2日間の体験を踏まえて
「私のフォト575」を作りました。
一番印象に残った出来事を川柳にならい五・七・五にして
写真と組み合わせて作品にします。

一番印象に残ったのはウミホタルが多かったようですが、
(残念ながら暗いので写真がありませんでしたが…)
海の魅力が伝わるすばらしいフォト575がたくさんできました!



[私のフォト575]

1泊2日という短い日程ではありましたが、
目の前にある瀬戸内海の魅力や大切さを感じた2日間だったのではないかと思います。
2日間で感じたことを是非たくさんの人に伝えてくださいね!