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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

H25年度 三崎小環境学習「三崎川の生きもの調べ~その①~」

2013年09月24日
土佐清水
こんにちは。
9月に入り、急に朝晩涼しくなりましたね。
私にとって初めての高知の夏はびっくりするほど暑い日続きだったので、
少し過ごしやすくなってほっとする反面、
海に潜れるシーズンも終わってしまうなぁと寂しくもあります。
海の話題続きだった私のAR日記も今回は違うフィールドへ。


先日、三崎小5年生が2学期最初の環境学習を実施しました。
1学期~夏休みにかけ海のことを学習してきましたが、
今回は5年生のテーマ「山川海里のつながりを学ぶ」の「川」の学習。
三崎川の生きもの調べを2日間にわたり行いました。
夏休み中に行う予定だった磯の生きもの調査は雨で中止となってしまい、
この日も天気が不安定でしたが、なんとか午後には雨が止み実施することが出来ました。


講師は、魚と山の空間生態研究所の山下さんです。


まずは、教室で去年の生きもの調べの様子などを見ながら、
川の生きものや調査について学びました。
そして、三崎川でよく見られるテナガエビ2種(「ヒラテテナガエビ」と「ミナミテナガエビ」)の見分け方、
魚クイズにも挑戦。




その後は、川の生きものを捕るための仕掛け作りです。






2リットルペットボトルを切ったり、穴を開けたり…
身近な材料で意外に簡単に作れてしまいました!


作り終わった後は、さっそく三崎川へ向かい仕掛けの設置です。
講師からアドバイスを受けながら、草が生えている水際や石の間など、
生き物がいそうだと思う場所へ仕掛けていきました。





そして、自分たちの作った仕掛け以外に、小型定置網を3カ所に設置しました。





【設置した小型定置網(左)とペットボトル仕掛け(右)】

定置網はそれぞれ
①流れがゆるくて浅い②流れが速くて浅い③流れがゆるくて深い
の異なる条件の場所に仕掛けました。
5年生のみんなには、どの網にたくさん生きものがかかるか予想してもらいました。




自分の仕掛けと網に一晩で一体どんな生き物がかかるのか!?
次回のAR日記に続く…


※今回の授業は、三崎小学校、土佐清水自然保護官事務所、研究会「はたのおと」との共催で、
研究会「はたのおと」の活動の一環として行いました。