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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

自然観察会「イソリンピック 海の生きもの運動会」

2013年08月20日
土佐清水
こんにちは!
8月も後半にさしかかりましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。


8月18日に自然観察会「イソリンピック 海の生きもの観察会」を開催しました。
早朝は雨でお天気が心配でしたが、日中は晴れてこの日も暑い1日に!
4家族の皆さんが参加して下さいました。

【保護官から開会のご挨拶】
今回は爪白海岸にすむ磯の生きものを選手に見立て、
競技を行いその行動などを観察しました。


講師は黒潮生物研究所の中地さん、小渕さんにお越しいただきました。
まず、海岸に行く前に、生きものの扱い方や危険な生物などの説明です。
本日の競技に参加してもらう大事な生きもの選手、大切に扱いましょう!




その後、海岸へ行き、お気に入りの生きもの選手をスカウトです。






最初の競技はウニの縄抜け。
ウニに輪ゴムをひっかけ、どのウニがはやく輪ゴムから抜けられるか競います。
どうやって抜けていくのかにも注目です。


本日の1位は2分38秒、ナガウニ!
多くの選手がムラサキウニの中、トップに立ちました!
ただし、美味しさはムラサキウニには劣るようです…。

【左:ナガウニ、右:ムラサキウニ】


続いての競技はヤドカリレース。
最初は、なかなか動きがなかったり、動いたと思ったら逆走したりしましたが…
少しずつ差が!


ヤドカリによって貝殻の種類なども様々な所も面白いですね。




そして貝の壁のぼりと綱渡り。
これは、競技と言うより貝をアクリル板の壁にくっつけることに、
皆さん夢中な様子。


裏側から貝の動きや触角を観察することができました。




最後はヒトデ起き上がり競争。
裏返しに置いたヒトデが表に返る様子を観察します。
残念ながら、今回はヒトデが発見できなかったので、
講師に事前に採集してもらったヒトデ選手に活躍してもらいました。




ゆっくり、ゆっくり体を動かしながら、ときには波に流されかけながら、
起き上がる様子を観察することができました。


競技が終わった後は、今日のまとめに、
活躍してくれた生きもののスケッチなどを行い、選手名鑑を作成しました。
競技に出場した生きもの以外にもカニ、ナマコ、イソギンポなど魚の仲間も見られました。








暑い中、人も生きもの選手も少し大変だったかもしれませんが、
普段なかなかじっくり見ることのない磯の生きものを観察することができました。
また、違う季節には今日見られなかった生きものにも出会えるかもしれません。
ぜひ、これからも面白い磯の生きものを発見してみてくださいね!


※競技終了後、生きもの選手は選手村(海)へ戻りました。また次のイソリンピックまでお元気で!