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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

大山 登山道整備を行いました

2013年05月20日
米子
毎年6月に行われる大山夏山開き祭を前に、
関係機関での登山道整備が5月13日に実施されました。
主要コースである、大山夏山登山道・行者登山道コースと
ユートピアコースの2班に分かれ、作業を実施します。
私は、ユートピアコースでの作業に参加させて頂きました。

ユートピアコースでは、
文字が薄くなってしまった看板の書き直しや、
古くなってしまった看板の付け替え作業などを行いました。
これからのグリーンシーズンに向けて
看板はきれいに読みやすくなりましたが、
現地の看板ばかりを頼りにせず、
登山計画をしっかり立てて登山を楽しんで下さい。


分岐にある看板は、読みやすく分かりやすくなるよう、
書き直しを行っています。

危険箇所への注意看板の設置作業の様子。

看板の付け替え作業の様子。

また、ユートピアコースには、
細い尾根沿いを歩く箇所がいくつかあります。
通過の際は、十分に注意して下さい。

比較的馴染みやすく思われる夏の大山登山であっても、
標高の差による気温・天候の違いや、
自身の体調・体力によって非常に厳しい登山になることがあります。
また、シーズンによって登山道の状況にも変化があります。
必ず事前に下調べを行い、登山に備えて下さい。

いよいよ夏の大山が始まります!!
大山の登山道の多くは、
貴重な自然の残された国立公園の特別保護地区にあたります。
自然環境への思いやりをもって、
ルールにそった気持ちの良い登山を楽しんで下さい。


(※特別保護地区…公園の中で特にすぐれた自然景観、原始状態を保持している地区で、最も厳しく行為が規制されます。動植物はもちろん、石や葉の持ち出しも禁止されています。)



大ガレの様子。
当日もガラガラと音を立て、
大きな石が落ちるところを確認しています。

大山寺付近では見頃は終わってしまったダイセンヒョウタンボクですが、
ユートピアコースでは見ることができました。
標高差による自然の変化も登山の魅力ですね。