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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

毛無山 登山道開き祭が行われました

2013年04月30日
米子
大山地域では雪が降る日もあるなど、
落ち着かない気候の4月でしたが、
いよいよ気温も安定し、暖かな季節となりました。

4月29日には、毛無山にて登山道開き祭が行われました。
毛無山は鳥取県・岡山県の両県に跨がる山です。
登山口も鳥取県江府町と岡山県新庄村にふたつあり、
両県から山頂を目指すことができます。
今回は、鳥取県江府町にある登山口からの登山道開き祭に参加しました。

当日は、天候に恵まれ、式典にも多くの方が参加されていました。
グリーンシーズンの始まりに、毎年参加されている方もおられ、
春の毛無山の人気を感じました。

登山口では、鳥取県日野振興センターの方と一緒に、
登山マナーの啓発活動としてティッシュ配りを実施しました。
植物等の違法採取について知って頂いたり、
登山道以外への踏み込みに注意して頂くなど、
少しお話をしながら、ティッシュ配りを行いました。
皆さん、快く説明を聞きながらティッシュを受け取って頂きました。


登山マナーについての
メッセージ付きティッシュを配りました。

毛無山といえば、なんといってもカタクリの花が有名です。
微妙な日照を求め、登山道のすぐ脇で開花しているカタクリも見られます。
気をつけて登山道を歩かないと、踏みつけてしまいそうです。
この時期の毛無山には、カタクリの花を求め、多くの登山者が訪れます。
登山道を歩くとき、他の登山者とすれ違うとき、
自然にも他の登山者の方にも思いやりを持って
登山をしたいと思いました。


カタクリの花を傷付けないよう、
張られたロープの外側での写真撮影にご協力お願いします。

カタクリの花は開花するまでに、
なんと5年以上の月日が掛かるそうです。
皆さんで、大事に見守りましょう。