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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

東予の自然遊歩道

2013年04月22日
松山
今年の桜は例年よりも早咲きで、暖かくなるのも早いかなぁと思っていたのですが、このところ急に寒くなったり、気温の変化で風邪を引かないようまだまだ油断は出来ませんね。
みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。

私は、早いもので松山アクティブレンジャーとして3年目を迎えました。
今年も瀬戸内海の魅力を発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。

休暇村東予のある東予集団施設地区は、瀬戸内海国立公園愛媛県地域の利用拠点となっています。
昨年リニューアルオープンした東予キャンプ場は、目の前に白砂青松の桜井海岸があり穏やかな瀬戸内海、内海多島海景観を楽しむことができます。

キャンプ場に隣接する自然遊歩道は、丸太階段が整備され利用しやすくなっています。
今回は、自然遊歩道を歩き、現状を確認してきました。

自然遊歩道

ちょうどコバノミツバツツジが見頃を迎えており、花には蜜を求めてキアゲハやハチなどが集まっていました。

コバノミツバツツジとキアゲハ

この自然遊歩道には、展望台が2箇所あり、そこからは瀬戸内海を一望出来ます。

展望台から景色 中央に見えるのは平市島 その右は小平市島
この日は少し霞んでいましたが天気も良く、瀬戸内海は波も風もなく、とても穏やかでした。潮目がはっきりと見えるのが、写真からもわかるでしょうか。

自然遊歩道を歩いていると、足下にはスミレが可憐に咲いていました。また、姿はしっかりと確認出来ませんでしたが、鳥の鳴き声もたくさん聞こえました。

スミレ

展望台から海岸に向けて自然遊歩道を下っていくと、東予キャンプ場へ到着です。
キャンプ場では、白色の花のスミレも発見。キャンプ場の隅に2株だけ咲いていました。

白色の花のスミレ

海岸には、ハマエンドウやハマダイコンなど海浜植物も花を咲かせていました。
花が咲くと色々な虫が集まり、虫を狙って鳥たちもやってきます。春になり生き物たちの活動も活発になります。海水浴はまだ早いですが、植物観察や野鳥観察いろいろな楽しみ方ができる東予へ、足を運んでみてはいかがでしょうか。