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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

大山 マンサクが咲いています!!

2013年03月21日
米子
このところの春の日差しで、
事務所から眺める大山も
白い雪の部分が随分少なくなってきました。
そして、大山に春を知らせてくれる花、
マンサクも見頃を向かえています。

マンサクは、ほかの花に先駆けて「まず咲く」ことから、
「マンサク」と呼ばれると言われています。
横手道で見つけた2種類のマンサクをご紹介します。

1つめは、マルバマンサクです。
マンサクの花と言えば、リボンのような花びらが特徴的です。
名前にある「マルバ」が指すものは、
初夏に開く葉っぱが丸い形をしていることからきているそうです。
赤褐色の萼(がく)とのコントラストがすてきですね。

マルバマンサク

2つめは、アテツマンサクです。
名前にある「アテツ」とは、
岡山県新見市付近の古い地名であり、
岡山県北西部辺りの呼び名である阿哲地方からきており、
そこで見つけられたと言われています。
マルバマンサクと比べると、黄色の萼が特徴です。

アテツマンサク

実は、このアテツマンサクは環境省レッドリストにも載っている
貴重な種類のマンサクです。
ぜひ、たくさんの皆さんに鑑賞して頂けるよう、
「取っても良いのは、写真だけ」の気持ちで、楽しんで下さい。

白銀の世界だった大山に、
まずはマンサクの黄色い花が色を添えてくれました。
これからどんどん、春の楽しみが増えてきますね。


タムシバの冬芽もまるまると膨らんでいました。