アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
季節のクラフト教室【お正月あそびを楽しもう】
2013年03月15日
高松
タイトルをみて「もう3月なのに??」と思った方がほとんどだと思います。
実はこのイベントは1月に開催予定でしたが、降雪のため中止。
しかし参加希望者が多かったことから(有り難い!)順延開催となりました。
5日前から一気に春めいた気候になり、この日も午前中は薄手上着で十分なくらい。
そんなお天気も一変、集合時間近くになると冷たい雨と風に・・・。
しかも雷まで鳴り出す始末・・・。
そんなスタッフの不安をよそに、参加者達はいそいそと集まってくれました。
まずお正月あそび・羽根突きとは一体?その由来など知りましょう。
羽根突きに使う「羽根」。羽根の先には黒くて丸い物が付いていますね。
これは「無患子(ムクロジ)」の実です。秋にギンナンのようなオレンジ色の実が落ちて、これを割ると中から黒い種が出てきます。
ムクロジの実
黒い種は羽根に使いますが、オレンジ色の実はその昔、石けんとして使用されていたそうです。
ペットボトルにオレンジ色の部分だけ入れて、水を足して振ると・・・
一目瞭然の泡立ち
石けんの他にも、この実にはサポニンという有毒成分が含まれており、昔の人はこれを川に流して魚を捕っていたとも言われています。
羽根突きのいろいろを知った後でマイ羽子板づくり。
こちらで絵のサンプルも用意していましたが、半数の方が見本を持参していました。
描くものが決まっているのか、みなさん作業が早い!
好きなアニメのキャラクターやゆるキャラ、干支など描くものはさまざま。
色塗りができたら、モールを使って立体的な羽子板にしていきます。
モールに付けたボンドが安定するまでの間、この後食べるお雑煮の器を作ります。
もちろん五色台定番の竹です。
底のになる節を切り落とさないように注意
これも側面に穴を開けないように切り落として
口を付ける部分は、小刀でささくれを落としましょう。
リピーターの子供達は、少し馴れた手つきでノコギリやナタを扱えるようになりました。
器作りが終わった人からお雑煮づくりのお手伝いを。
大根、金時人参の皮むきをして、イチョウ切りをします。
親御さんがサポートするから包丁も挑戦
お雑煮は「あん餅雑煮」讃岐の郷土料理です。これって香川だけですかね?
具材は大根、金時人参の2つが主で、白味噌ベースに餡入り丸餅を焼かずに煮るタイプ。
この組み合わせ、県外人には「あり得ない!」とよく言われますが、白味噌とあんこ、意外と合います。
と言っても私も子供の頃は嫌いで食べませんでしたが。
具材を煮ている間に羽根突きの練習。
打つ面積が小さいこと、羽根の黒いとこに当てないと飛ばないなどなかなか難しいようです。
そーれっ!
羽根突きをすると競い合うように打ち合う風景をよく見ますが、本来は長く続けるもの。
これは羽根に付いている「無患子(むくろじ)」の字の通り、「子供に患いが起きないように」と願いを込めて、長く打ち続けるのだそう。
墨を塗るのは羽根を落とすと鬼(災い)がやってくるため、鬼が嫌う墨の匂いや黒色を付けて避けるため。
今回は黒テープを代用して、鬼除けとしました。
そして練習に熱が入り出した頃、お待ちかねのお雑煮ができあがりました。
餅が溶けない内に「いただきま~す」
おいしそう~☆
お雑煮を食べ終わると、またすぐ羽根突きを始めだした参加者たち。
練習の成果か、ラリーが長く続いています。
羽根を落とすと鬼がやってきますからね!
子供ばかりか大人も熱中する昔ながらの遊びは、年代を問いません。
その遊びのルーツも知ることで、本来の意味合いを持つ遊びになりますね。
五色台ビジターセンターには、竹馬や蔓輪投げなど昔遊びも充実しています。
テレビゲームより体を動かす昔遊びをご家族一緒にどうぞ!
実はこのイベントは1月に開催予定でしたが、降雪のため中止。
しかし参加希望者が多かったことから(有り難い!)順延開催となりました。
5日前から一気に春めいた気候になり、この日も午前中は薄手上着で十分なくらい。
そんなお天気も一変、集合時間近くになると冷たい雨と風に・・・。
しかも雷まで鳴り出す始末・・・。
そんなスタッフの不安をよそに、参加者達はいそいそと集まってくれました。
まずお正月あそび・羽根突きとは一体?その由来など知りましょう。
羽根突きに使う「羽根」。羽根の先には黒くて丸い物が付いていますね。
これは「無患子(ムクロジ)」の実です。秋にギンナンのようなオレンジ色の実が落ちて、これを割ると中から黒い種が出てきます。
ムクロジの実
黒い種は羽根に使いますが、オレンジ色の実はその昔、石けんとして使用されていたそうです。
ペットボトルにオレンジ色の部分だけ入れて、水を足して振ると・・・
一目瞭然の泡立ち
石けんの他にも、この実にはサポニンという有毒成分が含まれており、昔の人はこれを川に流して魚を捕っていたとも言われています。
羽根突きのいろいろを知った後でマイ羽子板づくり。
こちらで絵のサンプルも用意していましたが、半数の方が見本を持参していました。
描くものが決まっているのか、みなさん作業が早い!
好きなアニメのキャラクターやゆるキャラ、干支など描くものはさまざま。
色塗りができたら、モールを使って立体的な羽子板にしていきます。
モールに付けたボンドが安定するまでの間、この後食べるお雑煮の器を作ります。
もちろん五色台定番の竹です。
底のになる節を切り落とさないように注意
これも側面に穴を開けないように切り落として
口を付ける部分は、小刀でささくれを落としましょう。
リピーターの子供達は、少し馴れた手つきでノコギリやナタを扱えるようになりました。
器作りが終わった人からお雑煮づくりのお手伝いを。
大根、金時人参の皮むきをして、イチョウ切りをします。
親御さんがサポートするから包丁も挑戦
お雑煮は「あん餅雑煮」讃岐の郷土料理です。これって香川だけですかね?
具材は大根、金時人参の2つが主で、白味噌ベースに餡入り丸餅を焼かずに煮るタイプ。
この組み合わせ、県外人には「あり得ない!」とよく言われますが、白味噌とあんこ、意外と合います。
と言っても私も子供の頃は嫌いで食べませんでしたが。
具材を煮ている間に羽根突きの練習。
打つ面積が小さいこと、羽根の黒いとこに当てないと飛ばないなどなかなか難しいようです。
そーれっ!
羽根突きをすると競い合うように打ち合う風景をよく見ますが、本来は長く続けるもの。
これは羽根に付いている「無患子(むくろじ)」の字の通り、「子供に患いが起きないように」と願いを込めて、長く打ち続けるのだそう。
墨を塗るのは羽根を落とすと鬼(災い)がやってくるため、鬼が嫌う墨の匂いや黒色を付けて避けるため。
今回は黒テープを代用して、鬼除けとしました。
そして練習に熱が入り出した頃、お待ちかねのお雑煮ができあがりました。
餅が溶けない内に「いただきま~す」
おいしそう~☆
お雑煮を食べ終わると、またすぐ羽根突きを始めだした参加者たち。
練習の成果か、ラリーが長く続いています。
羽根を落とすと鬼がやってきますからね!
子供ばかりか大人も熱中する昔ながらの遊びは、年代を問いません。
その遊びのルーツも知ることで、本来の意味合いを持つ遊びになりますね。
五色台ビジターセンターには、竹馬や蔓輪投げなど昔遊びも充実しています。
テレビゲームより体を動かす昔遊びをご家族一緒にどうぞ!