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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

協働型環境学習の新たな展開!「竜串自然再生学習」

2013年02月25日
土佐清水
足摺海洋館による環境学習プログラムのパンフレットが発行され、その学習が幡多エリアにて展開されることになりました。
10項目の学習プログラムの中の一つとして、「竜串自然再生学習」の項目があり、「竜串自然再生」の普及啓発の場を設けていただきました。
当事務所や協議会メンバーが協働で約1時間の学習を行います。

その記念すべき竜串自然再生学習の第1回目が、2月21日(木)に足摺海洋館内にて宿毛市にある橋上中学校の20名に行いました。
橋上中学校は、宿毛市の山側の学校で、どちらかというと国立公園としては篠山の方が馴染みのある学校かと思います。
そんな学校が海の学習として竜串自然再生の学習を選んでくださったのはありがたいことです。

普段小学生への環境学習が多い当事務所ですが、今回は中学生対象です。
「自然再生」という言葉自体やや難しく理解しにくいですが、中学生であれば保全活動少し具体的な話しができるのでより学習要素が強くでてくれます。

まずが足摺宇和海国立公園のエリアや形態の紹介、そこから竜串にスポットをあて竜串湾内の歴史(サンゴの衰退・西南豪雨からの復活等)について、その経緯の森・川・海での取り組みついて等をお話しさせていただきました。

今回は室内座学での学習でしたが、これをきっかけに興味を持ち、今度は体験型の環境学習の時間を設けて再度訪れてくれるとより学習内容が実感できるのではないかと思います。

土佐清水市内の学校にとどまらず、幡多エリア、管内市町村、四国…と興味を持って下さった方々へ理解を深めていただくためにこういった環境学習の場を少しでも展開していけるように他施設とも協働していくことが大切ですね。