アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
冬化粧の寒霞渓
2013年02月25日
高松
先週前半に降り積もった雪。
雪国じゃないのですぐ溶けるだろうと、その2日後に小豆島・寒霞渓に年4回行っている定点観測4回目に行ってきました。
小豆島東海岸線で現地調査を終え、福田港から寒霞渓へ上るとまだまだ雪が残っていました。日中も日陰になっている場所は、前日溶けた雪が朝の冷え込みでまた凍り、お昼になってもなお凍結したまま。
途中にある星ヶ城東峰に行こうと思いましたが、駐車場までの車道は除雪されていなかったので断念・・・。
そして、定点観測地の山頂も雪化粧したまま。
駐車場には小さなかまくらも作られており、ロープウェーの従業員さんたちは屋根や通路の雪かきに追われていました。
山頂展望地の定点観測を終え、そこから徒歩3分ほどの鷹取展望台へ。
【鷹取展望地】内海湾を望む
雲ってきたので少しガスがかったようになっていますが、奇岩景勝の残雪、谷の間を抜けるように見える瀬戸内もまたいいもの。
そして、この鷹取展望地は映画「八日目の蝉」で使われた場所でもあります。季節は違えど、映画と同じ風景を楽しんでみてください。
また鷹取展望地までは少し急な坂になっていますので、凍結した所に十分注意して下さい。通行した跡はカチンカチンに凍っていました。
もう一つの定点観測地・四望頂へ。
遊歩道はすっかり雪に埋まり、新雪のままでした。
足跡もなく、こんなに真っ白
誰も歩いてないんだなぁと思いきや、よーく見ると・・・
何の足跡か分かりますか??
左がノウサギ、右が大きさ的にカラス?のようでした。
遊歩道に沿って歩く姿を想像すると可愛らしいですね、と油断していると
雪で見えなくなっている深さ5㎝ほどの雨水溝に足を取られるので、
足跡探しは自分の足下にもご注意。
四望頂近くには小豆島固有種・ショウドシマレンギョウがあります。
普段見るヤマトレンギョウと同じように見えますが、開花時期や花の色が少ーし違うので、そのポイントを知っていると分かります。冬芽が見られ、こんなに寒くても徐々に春への準備を進めてるんだなと思いました。
ショウドシマレンギョウ冬芽
四望頂からは遊歩道を通らず、あえて車道を通って山頂駐車場まで帰りました。
普段、車道を通ることはないのですが、足下も雪まみれになり、ふとこんなにも雪が積もっているんなら何か見つかるんじゃないかと思い歩くと・・・
それはすぐに発見できました。
車道脇の石垣 何が見えますか?
拡大すると・・・
そう!つらら!
四望頂から山頂までの車道沿いには、約30mものつららの壁ができていました。
香川でこんなにもつららができているのを初めて見ました。
標本のようにつららの中に草木が混じっているもの、落ちて雪に刺さったままのもの、滝がそのまま凍ったようなものまで、いろんなつららが見られました。
瀬戸内沿岸部は中国山地と四国山地に挟まれるため、乾燥した冬を過ごすことが多いです。こんなにも雪のある風景は滅多に見られません。
ちょっとした好奇心や思いっきり季節を満喫したい!と感じたら外へ出てみましょう!
いつもと違う何かが見つかるかもしれませんよ。
ただし、安全を最優先に考えた上で行動してくださいね。
山頂から裏神懸遊歩道入口
足下の見えない段差のある場所や少しでも滑るなと思ったら、すぐ引き返して下さい。
「ケガなく、事故なく」が外遊びを楽しむ一番の近道です。
※寒霞渓エリアは、瀬戸内島嶼部でも最も標高が高い場所です。
観光の際は、スタッドレスタイヤ装着(レンタカーの場合も確認してください)や、暖かくなったお昼過ぎから登頂するなど余裕を持った行程を組んで下さい。
雪国じゃないのですぐ溶けるだろうと、その2日後に小豆島・寒霞渓に年4回行っている定点観測4回目に行ってきました。
小豆島東海岸線で現地調査を終え、福田港から寒霞渓へ上るとまだまだ雪が残っていました。日中も日陰になっている場所は、前日溶けた雪が朝の冷え込みでまた凍り、お昼になってもなお凍結したまま。
途中にある星ヶ城東峰に行こうと思いましたが、駐車場までの車道は除雪されていなかったので断念・・・。
そして、定点観測地の山頂も雪化粧したまま。
駐車場には小さなかまくらも作られており、ロープウェーの従業員さんたちは屋根や通路の雪かきに追われていました。
山頂展望地の定点観測を終え、そこから徒歩3分ほどの鷹取展望台へ。
【鷹取展望地】内海湾を望む
雲ってきたので少しガスがかったようになっていますが、奇岩景勝の残雪、谷の間を抜けるように見える瀬戸内もまたいいもの。
そして、この鷹取展望地は映画「八日目の蝉」で使われた場所でもあります。季節は違えど、映画と同じ風景を楽しんでみてください。
また鷹取展望地までは少し急な坂になっていますので、凍結した所に十分注意して下さい。通行した跡はカチンカチンに凍っていました。
もう一つの定点観測地・四望頂へ。
遊歩道はすっかり雪に埋まり、新雪のままでした。
足跡もなく、こんなに真っ白
誰も歩いてないんだなぁと思いきや、よーく見ると・・・
何の足跡か分かりますか??
左がノウサギ、右が大きさ的にカラス?のようでした。
遊歩道に沿って歩く姿を想像すると可愛らしいですね、と油断していると
雪で見えなくなっている深さ5㎝ほどの雨水溝に足を取られるので、
足跡探しは自分の足下にもご注意。
四望頂近くには小豆島固有種・ショウドシマレンギョウがあります。
普段見るヤマトレンギョウと同じように見えますが、開花時期や花の色が少ーし違うので、そのポイントを知っていると分かります。冬芽が見られ、こんなに寒くても徐々に春への準備を進めてるんだなと思いました。
ショウドシマレンギョウ冬芽
四望頂からは遊歩道を通らず、あえて車道を通って山頂駐車場まで帰りました。
普段、車道を通ることはないのですが、足下も雪まみれになり、ふとこんなにも雪が積もっているんなら何か見つかるんじゃないかと思い歩くと・・・
それはすぐに発見できました。
車道脇の石垣 何が見えますか?
拡大すると・・・
そう!つらら!
四望頂から山頂までの車道沿いには、約30mものつららの壁ができていました。
香川でこんなにもつららができているのを初めて見ました。
標本のようにつららの中に草木が混じっているもの、落ちて雪に刺さったままのもの、滝がそのまま凍ったようなものまで、いろんなつららが見られました。
瀬戸内沿岸部は中国山地と四国山地に挟まれるため、乾燥した冬を過ごすことが多いです。こんなにも雪のある風景は滅多に見られません。
ちょっとした好奇心や思いっきり季節を満喫したい!と感じたら外へ出てみましょう!
いつもと違う何かが見つかるかもしれませんよ。
ただし、安全を最優先に考えた上で行動してくださいね。
山頂から裏神懸遊歩道入口
足下の見えない段差のある場所や少しでも滑るなと思ったら、すぐ引き返して下さい。
「ケガなく、事故なく」が外遊びを楽しむ一番の近道です。
※寒霞渓エリアは、瀬戸内島嶼部でも最も標高が高い場所です。
観光の際は、スタッドレスタイヤ装着(レンタカーの場合も確認してください)や、暖かくなったお昼過ぎから登頂するなど余裕を持った行程を組んで下さい。