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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

第9回竜串自然再生協議会を実施

2013年02月08日
土佐清水
2月7日午後より、第9回目竜串自然再生協議会を行いました。
山・川・海の専門家、漁業、林業、観光業、行政、地域住民等という様々な方々(団体・個人会員)が出席し、竜串自然再生の取り組みや今後のことについて話し合われる会です。




「竜串自然再生に関わる平成24年度の実施した取り組みについて」では、継続的に行っているものや新しく始めた取り組みについて発表されました。
・オニヒトデ等の駆除とモニタリングについて
・竜串漁港の整備
・藻場の再生(ウニの駆除)
・グリーンワーカー事業での見残し地区清掃
・県市有林の間伐
・国有林の治山事業
・「もいかくらぶ(間伐材を使ったアオリイカの産卵床づくり)」の取り組み
・各種イベントでのPRブース展示出展
・足摺宇和海国立公園指定40周年記念シンポジウムについて
・環境学習チームで継続している三崎小学校5年生の環境学習について
・土佐清水市内小中学校対象の環境教育についてのアンケート
・地元小学校の植樹体験と自然再生学習について  
・海域の生物調査や濁り調査結果について …等

そして、「竜串自然再生事業の今後の取り組みについて」では、今までの取り組みの整理や行動計画の策定、将来に向けた自然再生協議会の体制検討等について話しあわれました。

その後、協議会としては昨年より実施している特別講演を今年も実施しました。
広島県の西中国山地にある八幡高原で自然再生を行っている「芸北 高原の自然館」の学芸員である白川 勝信さんをお招きし、「多様な主体との協働をつくるための『仕組み』と『努力』」と題した講演をしていただきました。

特別講演 白川 勝信氏(芸北 高原の自然館学芸員)
実際に広島で行われている取り組みの紹介やこの竜串自然再生協議会に出席し比較して感じたことなどをお話してくださいました。
山で行われている自然再生と海で行われているものでは、やり方や内容は大きく違いますが、どちらも自然再生事業。
場所は違えど、今後の取り組みの参考になって各主体で新たな取り組みが活発化してくれると今後の動きも楽しみになりますね。

竜串自然再生事業の詳細は、下記参照。
(竜串自然再生プロジェクト http://www.tatsukushi-saisei.com/top.html )