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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

「自然公園指導員」ってご存じですか?

2012年10月19日
松江
近頃は暑すぎず寒すぎず、野に山に出かけるにはぴったりの季節ですね。
出かけた先が国立公園などの自然公園、なんてこともあるかもしれませんね。
この自然公園をパトロールしたり、訪れる人達にルールを守ってもらうよう指導したりと言った活動をおこなってくださる、ボランティアの方々の事をご存じですか。
「自然公園指導員」と言う方々です。
島根県内には自然公園指導員が43名います。
また島根県では県独自に「自然保護レンジャー」と言う、趣旨の近い組織があります。
今回島根県と共同して、県内の自然公園指導員と自然保護レンジャーの方々の研修交流会を開催しました。

場所は島根県の中央部に鎮座する三瓶山。この麓にある三瓶自然館サヒメルを会場にお借りしました。(いい所に三瓶山と自然館がありました。)


「当事務所の鈴木保護官と島根県職員の方が学習会で講義をおこないました」

日頃自然公園の活動をおこなってくださっている皆さんですが、お互いに顔を合わす機会はほとんどありません。また私たち職員も同様でした。
そこで参加者が幾つか班に分かれてミーティングをおこないました。
お互いこの日初めてお会いする方もいらっしゃるはずですが、皆さんわきあいあいと、活発にミーティングがおこなわれました。

一緒にお昼を食べた後は、サヒメルの皆木学芸員がハチへの習性や対処方についての講義をしてくれました。
先日新聞でもハチ対策の解説をされていた虫博士の講義に、皆さんも興味深そうに耳を傾けメモを取っていました。


「野外に出ての自然観察 マツムシソウにはコアオハナムグリ(コガネムシの仲間)が留まっています」

そして会の終わりには北の原の芝生で、ささやかながら茶話会を開きました。


「この日は天候にも恵まれ絶好の行楽日和。外でのお茶を楽しみました。」

この会が同じ自然を大切に思うメンバー同士や私たち職員との情報交換の場となり、ネットワークのきっかけになって、活動の発展に繋がればと思っています。
今回この会が実現できたのも島根県自然環境課の方々、サヒメルや埋没林公園さんなど多くの方のお力によるものでした。この場を借りてお礼申し上げます。


「おまけ 西の原のススキの原です。秋を感じる風景が広がっています。」