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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

土佐清水市クリーン作戦2012

2012年10月17日
土佐清水
高知県では、県民のおもてなし意識の向上を図る取り組みとして、観光地や観光ルートでの一斉清掃を毎年行っています。 「あったか高知。秋のおもてなし一斉清掃」と題し、美しい環境で観光客をお迎えし、すがすがしい気持ちで高知県の観光を満喫していただくための清掃活動です。
それにあわせ、10月16日(火)の早朝より土佐清水市内も一斉清掃が行われました。

開会式 市長挨拶
朝7:00より市役所前にて開会式が行われ、市長や自然保護官が挨拶をし、各担当地へ清掃に散っていきます。
当事務所は例年だと大岐海岸を担当していましたが、今年は夏に一斉清掃がすでに入っていることと大きな台風が来ていないということもあり、あまり目立ったゴミがないとのことでした。
急遽行き先を変更し、今年割り振られた場所は大岐ノ浜の北側に位置する下ノ加江海岸。
ここも、アカウミガメが産卵にやってくる数少ない砂浜の一つです。


手分けしてゴミ拾い
浜全体に広がる漂着ゴミは、タイヤやブイなどの大きいモノからペットボトルやビン缶類、食品の包装袋などの小さいモノまで様々です。
全体的にゴミ拾いをしていて、ゴミは確かにあるものの、ものすごく多くてきりがないという感じではありませんでした。

一つの浜でトラック2杯分のゴミ

台風が来ていないというのは、こんなにも流され漂着するゴミの移動が少ないものなのかと思ってしまいます。
けれど、ある程度台風が来ないと、海川山の自然環境としては攪乱が起きず、それはそれでまた様々な問題が発生してしまうということがあります。
あちらは安泰だけどこちらが問題…など解決のため右に左にと奔走させられている感で、なかなかちょうどいい塩梅というのがありませんね。

今回のクリーン作戦の参加者は市内全域で505名、
収集されたゴミは、可燃物4,860kg、タイヤ・家電1,000kg(流木等を除く)でした。
※土佐清水市美化推進協議会による集計結果です。