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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

親子で秋のクラフト教室開催!!

2012年10月12日
米子
10月に入り、大山も一気に気温が下がり、涼しい気候となりました。
そんな秋深まる大山の鏡ヶ成で、秋を楽しむクラフト教室を開催しました。

当日はあいにくの曇り空。涼しいというより肌寒いくらいの気温です。
さすが、標高900mの鏡ヶ成は秋の深まりも早い様子です。

今回のクラフト教室では、秋の恵みを使って動物を作製しました。
中でも、ススキを使ったフクロウの作製がメインイベントです。

まずは、クラフトに使う秋の恵みを探しに行きました。
始めに、フクロウを作るためのススキの穂を集めに、
鏡ヶ成にあるスキーゲレンデへ向かいます。
鏡ヶ成のススキの草原は秋の大山の美しい景色のひとつですが、
その草原景観も、刈り取り作業などひとの手が入ってこそ保たれている景色です。
秋の恵みに感謝しながらススキを収穫しました。


フクロウを作るために、穂の長いススキを探して収穫します。

その後、鏡ヶ成野営場まで秋の落とし物を拾いながら散策しました。
どんぐりや木の枝もたくさん見つかりましたが、
地面に落ちた葉が葉脈だけをきれいに残して、
レースの模様のようになったかわいい落とし物も見つけました。

そして野営場に着くと、お昼ご飯の準備です。
薪を使って火起こしをし、その火を使って飯ごう炊飯を行いました。
上手に火を使ってご飯が炊け、みんなでカレーライスを食べました。


火起こしも上手にできました!!

午後からは、いよいよクラフト教室の始まりです。
自分で収穫したススキを使ってフクロウを作製します。
ススキの穂を柔らかく丸め、フクロウの形を作っていくのですが、
これがなかな難しい作業です。
特に小さな手では作るのが大変ですが、スタッフに手伝ってもらいながら
自分だけのフクロウを作りました。


頑張って自分だけのフクロウを作りました!!

他にも、拾ってきたドングリなどを使って思い思いに工作をしました。

秋の自然と楽しむ方法のひとつに、クラフトもおすすめです。
秋の恵みを少しだけおすそ分けしてもらって自分だけの作品を作ると、
自然への愛着も深まるかもしれません。


同じ材料でも、個性あふれるフクロウがたくさんできました。