アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
秋の蛇池の草花たち
2012年10月04日
松山
日中はまだまだ暑い日が続きますが、風は心地よく、町中ではお祭り飾りが見られるようになりました。すっかり秋ですね。
東予の蛇池湿地でも秋に咲く草花がたくさん見られたのでご紹介します。
蛇越湿地(9月下旬の定点撮影より)
湿地の中に整備された木道を歩いていると、見えてきたのは一面に広がる真っ白で小さなコンペイトウ?
シロイヌノヒゲ
その正体は、ホシクサ科のシロイヌノヒゲです。
ホシクサ科には別名コンペイトウグサ(シラタマホシクサ)とよばれる種もいてコンペイトウそっくり。
また群生して開花する光景が星空のように見えることがホシクサ科の由来になったとか。
いわれてみると写真一面、星空のようにも見えますね。
近くで見ると、こんな感じ。
シロイヌノヒゲ 手前:サギソウ
手前にはシロイヌノヒゲと一緒にサギソウもきれいに咲いていました。
そのほかにも、今見頃の草花がたくさん咲いていました。
左上:ゴマクサ 右上:キセルアザミ
左下:ナガボノアカワレモコウ 右下:コバナノワレモコウ
年4回ほど実施している蛇池湿地での定点観測ですが、今回一番多くの草花を見ることが出来ました。
また、花がいっぱい咲くとそれに集まる昆虫もたくさん。
サワヒヨドリに集まる昆虫たち
こちらもサワヒヨドリに留まる代表的なアゲハチョウが2羽。
ナミアゲハ
キアゲハ
ナミアゲハとキアゲハの見分け方は、ナミアゲハは前翅の付け根がしま模様となっているのに対し、キアゲハ黒っぽく塗りつぶされたようになっています。
赤色で囲んである部分の翅に注目 左:ナミアゲハ 右:キアゲハ
どちらも色んな場所で見ることが出来ます。花に留まったところにそっと近づいて観察してみてはいかがでしょう。
県内の湿地環境が減少する中、蛇池湿地には数多くの湿地植物が自生しています。
今回紹介した、サギソウ、ゴマクサ、キセルアザミは愛媛県の絶滅危惧種に指定されています。
草花があることによって蝶などの昆虫が集まり、生態系が成り立ちます。
美しい花や昆虫を見て心癒やされる私たちも生態系からの恩恵を受けています。
ここでしか生育できない草花を、これからも見られるように、これ以上環境を悪化させないように私たちに出来ることは何か考えて行動しなければいけませんね。
まずは、みなさんも蛇池湿地で咲いている美しく力強い草花を見てはいかがでしょうか。
東予の蛇池湿地でも秋に咲く草花がたくさん見られたのでご紹介します。
蛇越湿地(9月下旬の定点撮影より)
湿地の中に整備された木道を歩いていると、見えてきたのは一面に広がる真っ白で小さなコンペイトウ?
シロイヌノヒゲ
その正体は、ホシクサ科のシロイヌノヒゲです。
ホシクサ科には別名コンペイトウグサ(シラタマホシクサ)とよばれる種もいてコンペイトウそっくり。
また群生して開花する光景が星空のように見えることがホシクサ科の由来になったとか。
いわれてみると写真一面、星空のようにも見えますね。
近くで見ると、こんな感じ。
シロイヌノヒゲ 手前:サギソウ
手前にはシロイヌノヒゲと一緒にサギソウもきれいに咲いていました。
そのほかにも、今見頃の草花がたくさん咲いていました。
左上:ゴマクサ 右上:キセルアザミ
左下:ナガボノアカワレモコウ 右下:コバナノワレモコウ
年4回ほど実施している蛇池湿地での定点観測ですが、今回一番多くの草花を見ることが出来ました。
また、花がいっぱい咲くとそれに集まる昆虫もたくさん。
サワヒヨドリに集まる昆虫たち
こちらもサワヒヨドリに留まる代表的なアゲハチョウが2羽。
ナミアゲハ
キアゲハ
ナミアゲハとキアゲハの見分け方は、ナミアゲハは前翅の付け根がしま模様となっているのに対し、キアゲハ黒っぽく塗りつぶされたようになっています。
赤色で囲んである部分の翅に注目 左:ナミアゲハ 右:キアゲハ
どちらも色んな場所で見ることが出来ます。花に留まったところにそっと近づいて観察してみてはいかがでしょう。
県内の湿地環境が減少する中、蛇池湿地には数多くの湿地植物が自生しています。
今回紹介した、サギソウ、ゴマクサ、キセルアザミは愛媛県の絶滅危惧種に指定されています。
草花があることによって蝶などの昆虫が集まり、生態系が成り立ちます。
美しい花や昆虫を見て心癒やされる私たちも生態系からの恩恵を受けています。
ここでしか生育できない草花を、これからも見られるように、これ以上環境を悪化させないように私たちに出来ることは何か考えて行動しなければいけませんね。
まずは、みなさんも蛇池湿地で咲いている美しく力強い草花を見てはいかがでしょうか。