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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

〔三崎小学校環境学習〕H24-5 「三崎川の生きもの調べ①」

2012年09月18日
土佐清水
長い夏休みも終わり、2学期が始まりましたが、土佐清水はまだまだ暑い日々が続いています。
2学期入って早々に、三崎小学校5年の環境学習「三崎川の生きもの調べ」を2日間(第5回目・第6回目)にわたり学習します。
2日間にわたる川学習の講師は、宿毛を拠点とし広く活動されている「魚と山の空間生態研究所」の山下慎吾さん。
(魚と山の空間生態研究所 http://www.sakanayama.org/)
台風16号の動きが気になる中、9月13日の午後に第5回目の仕掛け作りと設置をしました。
この川の調査も今年で2年目。
昨年との比較も楽しみなところです。

川についてのお話
まずは5年教室にて、川の生きものについて、川の生きもの調査についてのお話を聞いていきました。
そして、自分で手軽に工作できるペットボトルの仕掛けを作り、


川のどういう所に設置すると入るのか、また向きはどうするかなど仕掛け設置のポイントを伝授していただきました。

完成したら、早速学校から川沿いに約1kmすぐの三崎川中流の所へ設置しに行きました。

数粒のコイのエサを入れて準備万端

講師の助言を思い出しつつ各々思うところに仕掛けを設置。
仕掛けに生きものが入りますように、流されませんようにとあとは祈るばかりです。

川に設置した仕掛け

そして、ここからが生きもの調べの本格的準備です。

調査準備
調査用の小型定置網を3カ所設置していきます。
昨年と比べ、天候や流量の影響で川底が大きく変わっていました。
なかなか昨年と同様の条件をそろえる場所の確保が厳しい様子。
それでも何とか、3箇所に条件を変えて設置しました。
今年の3つの環境条件は、
①流れが速くて浅いところ
②流れが速くて深いところ
③流れが緩くて深いところ

全部で3カ所みんなで設置

小型定置網のひとつ
この3箇所の網に、個体数や種類がたくさん入るのはいったいどれなのか…。
児童それぞれに予想して、3班に分かれました。

①~③のどれにたくさん入るか予想
網の引き上げは、次の日にこの予想した班で行います。
どのような結果になったかは、次のお楽しみです。