アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
【参加募集】鴨池海岸ビーチコーミング&海辺の生き物観察会
2012年09月06日
松山
9月がスタートしました。
新学期も始まり、みなさん元気に過ごしていますでしょうか。
さて、前回の日記でも書きました、ふれあい行事の詳細が決定したのでお知らせします。
◆◇◇◇◆鴨池海岸ビーチコーミング&海辺の生き物観察会◆◇◇◇◆
日時・・・9月29日(土)11:00~15:30
場所・・・鴨池海岸(愛媛県今治市大西町九王)
内容・・・午前中は、海岸に流れ着いた漂着物を拾い、海岸清掃と合わせて、どんなものが落ちていたかを調べるビーチコーミングを行います。
午後からは、砂浜・磯の生き物や海浜植物など海辺の生き物観察を行います。
参加費・・・100円(傷害保険代、資料代)
募集・・・一般 先着20名(小学1年生以上、小学生は保護者同伴)
申込み・・・参加者全員のお名前・性別・生年月日・住所・電話番号を電話、FAX又は郵送にて下記の問合せ先までお知らせ下さい。
〈問合せ先〉 松山自然保護官事務所 担当:齋藤
〒790-0808 愛媛県松山市若草町4-3 松山若草合同庁舎4F
TEL:089-931-5803 FAX:089-931-6813
詳細・申込みチラシは、中国四国地方環境事務所のHPから↓
“http://chushikoku.env.go.jp/to_2012/0831a.html”
◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆
鴨池海岸は、今でもきれいな砂浜が残っていて、磯や海食崖(かいしょくがい:海にできる崖)もあり生き物、植物ともに豊かです。
ご興味のある方はご参加下さい♪
今回は、鴨池海岸で見つけた海浜植物についてご紹介します。
コウボウムギ
コウボウムギはカヤツリグサ科の仲間で、葉の基部の繊維を筆に用いたとされ、筆の達人弘法大師からコウボウが、穂はムギに似ていることから、コウボウムギと名付けられたそうです。別名フデクサとも呼ばれています。
雄株と雌株が分かれる雌雄異株で、写真に見られる穂は雌花の穂です。
観察会では雄株と雌株、両方観察しましょう。
オカヒジキ
砂浜に生え、葉や茎の形が海藻のように見えることから陸(おか)に生えるヒジキだそうです。食用にもされていて、若い葉や茎はサラダやおひたしにしていただけます。
コウボウムギもオカヒジキも、潮風の影響で砂の移動が激しく、強風が吹けば波を直接被ることもある、砂浜でもより海に近い場所に見られる海浜植物です。
生育環境が悪条件のなかコウボウムギは、地上には茎を地下には根を横に長く伸ばし潮風で砂が飛ばされないように群落をつくります。
オカヒジキの葉は厚く、光沢があります。これは保水のために多肉質であり、表面をクチクラ層によってコーティングすることで、強い光や紫外線から身を守り、余分な蒸散を防ぐ役割をしています。
このように海岸で育つために色んな工夫がなされています。
暑さも一息つき、人が少なくなった海岸では、また違った植物も見られるかもしれません。
観察会では、海辺の生き物だけじゃなく、植物も目で見て触って、五感をつかって観察してみましょう。
最後に。
クサギ
こちらは海浜植物ではないのですが、日当たりの良い海食崖に生えていたクサギ。
漢字で「臭木」と書くところから匂うのがためらわれますが、話によるとピーナッツバターの匂いだとか。こちらも是非、観察会で匂ってみましょう!
新学期も始まり、みなさん元気に過ごしていますでしょうか。
さて、前回の日記でも書きました、ふれあい行事の詳細が決定したのでお知らせします。
◆◇◇◇◆鴨池海岸ビーチコーミング&海辺の生き物観察会◆◇◇◇◆
日時・・・9月29日(土)11:00~15:30
場所・・・鴨池海岸(愛媛県今治市大西町九王)
内容・・・午前中は、海岸に流れ着いた漂着物を拾い、海岸清掃と合わせて、どんなものが落ちていたかを調べるビーチコーミングを行います。
午後からは、砂浜・磯の生き物や海浜植物など海辺の生き物観察を行います。
参加費・・・100円(傷害保険代、資料代)
募集・・・一般 先着20名(小学1年生以上、小学生は保護者同伴)
申込み・・・参加者全員のお名前・性別・生年月日・住所・電話番号を電話、FAX又は郵送にて下記の問合せ先までお知らせ下さい。
〈問合せ先〉 松山自然保護官事務所 担当:齋藤
〒790-0808 愛媛県松山市若草町4-3 松山若草合同庁舎4F
TEL:089-931-5803 FAX:089-931-6813
詳細・申込みチラシは、中国四国地方環境事務所のHPから↓
“http://chushikoku.env.go.jp/to_2012/0831a.html”
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鴨池海岸は、今でもきれいな砂浜が残っていて、磯や海食崖(かいしょくがい:海にできる崖)もあり生き物、植物ともに豊かです。
ご興味のある方はご参加下さい♪
今回は、鴨池海岸で見つけた海浜植物についてご紹介します。
コウボウムギ
コウボウムギはカヤツリグサ科の仲間で、葉の基部の繊維を筆に用いたとされ、筆の達人弘法大師からコウボウが、穂はムギに似ていることから、コウボウムギと名付けられたそうです。別名フデクサとも呼ばれています。
雄株と雌株が分かれる雌雄異株で、写真に見られる穂は雌花の穂です。
観察会では雄株と雌株、両方観察しましょう。
オカヒジキ
砂浜に生え、葉や茎の形が海藻のように見えることから陸(おか)に生えるヒジキだそうです。食用にもされていて、若い葉や茎はサラダやおひたしにしていただけます。
コウボウムギもオカヒジキも、潮風の影響で砂の移動が激しく、強風が吹けば波を直接被ることもある、砂浜でもより海に近い場所に見られる海浜植物です。
生育環境が悪条件のなかコウボウムギは、地上には茎を地下には根を横に長く伸ばし潮風で砂が飛ばされないように群落をつくります。
オカヒジキの葉は厚く、光沢があります。これは保水のために多肉質であり、表面をクチクラ層によってコーティングすることで、強い光や紫外線から身を守り、余分な蒸散を防ぐ役割をしています。
このように海岸で育つために色んな工夫がなされています。
暑さも一息つき、人が少なくなった海岸では、また違った植物も見られるかもしれません。
観察会では、海辺の生き物だけじゃなく、植物も目で見て触って、五感をつかって観察してみましょう。
最後に。
クサギ
こちらは海浜植物ではないのですが、日当たりの良い海食崖に生えていたクサギ。
漢字で「臭木」と書くところから匂うのがためらわれますが、話によるとピーナッツバターの匂いだとか。こちらも是非、観察会で匂ってみましょう!