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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

大山 今年の砂すべりの様子

2012年07月23日
米子
大山は梅雨も明け、いよいよ多くの登山者の方で賑わいを見せる季節です。
ユートピアコースは、この季節、多くの草花を見ることができるため、
とても人気のあるコースです。
そのユートピアコースの下山ルートとして利用されていた砂すべりコースですが、
昨年の台風12号の影響で大きくその様子が変わり、通過困難な状態でした。
その後、今年の融雪と降雨の影響も重なり、危険度の高いルートとなっています。

今回、現地の様子をお伝えしますが、ユートピアコースで登山される際には、
下山時にも同じユートピアコースを利用されることをお勧めします。

まず、上宝珠越から砂すべりコースへ向かう下山ルートですが、
そちらも岩場の下り坂です。
しっかり両手を使って下山して行きます。


砂すべりまでの下山ルート

すると砂すべりといわれる、小さな砂礫のたまったルートが見えるのですが、
その砂すべりまで降りるには岩壁を降りる必要があります。
昨年までよりも、岩壁が削られ、砂礫が流されているため、
降りる岩壁の高さは高く、非常に危険なポイントです。


砂すべりへ降りる岩壁を下から撮影。非常に危険です。

砂すべりに関しても、小さな砂礫に大きな岩石が混じっている状態で、
下山するにつれて、岩石の大きさも大きくなります。
巨大な岩が段差となっている箇所もありました。
また、ルートには水の流れも確認でき、気象条件によってより危険度が増しますし、
今後も大きく様子が変わる可能性があります。


砂すべりの様子。大きな石が混じっています。


砂すべり下方の様子。

その後の元谷堰堤までのルートも、土砂の流出による地形変化のため、
昨年までとは全く違うルートになっています。

それでも、砂すべりの砂礫は、少しずつ回復している模様です。
今年はまだ危険性が高いため通行は難しいですが、
大山の様子をゆっくり、じっくり見守りたいと思います。

最後に、下山時にユートピアコースを利用される場合には、
道幅の狭い箇所もありますので、
登山者とのすれ違いに十分注意して通過して下さい。