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アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
大山 今年の砂すべりの様子
2012年07月23日
米子
大山は梅雨も明け、いよいよ多くの登山者の方で賑わいを見せる季節です。
ユートピアコースは、この季節、多くの草花を見ることができるため、
とても人気のあるコースです。
そのユートピアコースの下山ルートとして利用されていた砂すべりコースですが、
昨年の台風12号の影響で大きくその様子が変わり、通過困難な状態でした。
その後、今年の融雪と降雨の影響も重なり、危険度の高いルートとなっています。
今回、現地の様子をお伝えしますが、ユートピアコースで登山される際には、
下山時にも同じユートピアコースを利用されることをお勧めします。
まず、上宝珠越から砂すべりコースへ向かう下山ルートですが、
そちらも岩場の下り坂です。
しっかり両手を使って下山して行きます。
![](/blog/resources/20120723135249-resize-IMG_0604.JPG)
砂すべりまでの下山ルート
すると砂すべりといわれる、小さな砂礫のたまったルートが見えるのですが、
その砂すべりまで降りるには岩壁を降りる必要があります。
昨年までよりも、岩壁が削られ、砂礫が流されているため、
降りる岩壁の高さは高く、非常に危険なポイントです。
![](/blog/resources/20120723135249-resize-IMG_0613.JPG)
砂すべりへ降りる岩壁を下から撮影。非常に危険です。
砂すべりに関しても、小さな砂礫に大きな岩石が混じっている状態で、
下山するにつれて、岩石の大きさも大きくなります。
巨大な岩が段差となっている箇所もありました。
また、ルートには水の流れも確認でき、気象条件によってより危険度が増しますし、
今後も大きく様子が変わる可能性があります。
![](/blog/resources/20120723135249-resize-IMG_0627.JPG)
砂すべりの様子。大きな石が混じっています。
![](/blog/resources/20120723135556-resize-IMG_0641.JPG)
砂すべり下方の様子。
その後の元谷堰堤までのルートも、土砂の流出による地形変化のため、
昨年までとは全く違うルートになっています。
それでも、砂すべりの砂礫は、少しずつ回復している模様です。
今年はまだ危険性が高いため通行は難しいですが、
大山の様子をゆっくり、じっくり見守りたいと思います。
最後に、下山時にユートピアコースを利用される場合には、
道幅の狭い箇所もありますので、
登山者とのすれ違いに十分注意して通過して下さい。
ユートピアコースは、この季節、多くの草花を見ることができるため、
とても人気のあるコースです。
そのユートピアコースの下山ルートとして利用されていた砂すべりコースですが、
昨年の台風12号の影響で大きくその様子が変わり、通過困難な状態でした。
その後、今年の融雪と降雨の影響も重なり、危険度の高いルートとなっています。
今回、現地の様子をお伝えしますが、ユートピアコースで登山される際には、
下山時にも同じユートピアコースを利用されることをお勧めします。
まず、上宝珠越から砂すべりコースへ向かう下山ルートですが、
そちらも岩場の下り坂です。
しっかり両手を使って下山して行きます。
砂すべりまでの下山ルート
すると砂すべりといわれる、小さな砂礫のたまったルートが見えるのですが、
その砂すべりまで降りるには岩壁を降りる必要があります。
昨年までよりも、岩壁が削られ、砂礫が流されているため、
降りる岩壁の高さは高く、非常に危険なポイントです。
砂すべりへ降りる岩壁を下から撮影。非常に危険です。
砂すべりに関しても、小さな砂礫に大きな岩石が混じっている状態で、
下山するにつれて、岩石の大きさも大きくなります。
巨大な岩が段差となっている箇所もありました。
また、ルートには水の流れも確認でき、気象条件によってより危険度が増しますし、
今後も大きく様子が変わる可能性があります。
砂すべりの様子。大きな石が混じっています。
砂すべり下方の様子。
その後の元谷堰堤までのルートも、土砂の流出による地形変化のため、
昨年までとは全く違うルートになっています。
それでも、砂すべりの砂礫は、少しずつ回復している模様です。
今年はまだ危険性が高いため通行は難しいですが、
大山の様子をゆっくり、じっくり見守りたいと思います。
最後に、下山時にユートピアコースを利用される場合には、
道幅の狭い箇所もありますので、
登山者とのすれ違いに十分注意して通過して下さい。