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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

〔三崎小学校環境学習〕H24-1「足摺海底館にて・・・」

2012年06月29日
土佐清水
三崎小学校の総合学習の時間を使っての環境学習が今年度も始まりました。
今年の環境学習の年間テーマは、「知らせよう!美しい竜串の海のこと」です。
このテーマで学習していく今年の5年生は、男女あわせて13名。



第1回目は、6月28日(木)に足摺海底館職員の文野さんを講師に「海中展望塔で海の生きものを学ぼう」を実施しました。
(足摺海底館 http://www.a-sea.net/ )

まずは、レスト竜串内にて、魚や海中展望塔についての資料を見ていきました。途中で講師の文野さんより海中展望塔に行けば答えがあるという質問を児童に投げかけていました。果たして、子ども達は頭の片隅に残しておいてくれるでしょうか。
早速、海中展望塔まで移動。


その道中の奇岩を見たり触ったり、名前の由来が気になったり…。

梅雨時期なので致し方ないことではありますが、連日降った雨や台風のうねりが残っていたため、やや濁りの残る海中です。
海中展望塔の窓から見える透視度も7mほどでした。
それでも様々な魚が観察でき、

最初に渡された「海底館で見られる魚」のプリントを手に、「今、目の前で泳いでいる魚は何なのか?」を照らし合わせながらそれぞれに観察していました。

そして、授業はじめに投げかけられた質問を児童はしっかりと覚えておりました。
すばらしい!…が、正解にはならず残念。
文野さんに答えと説明を受け、それぞれにメモをとっていました。

海中展望塔からの帰り、名前の付けられた奇岩のひとつである「千の腰かけ」に13名の児童全員も腰をかけてみました。

一三の腰かけ?!
行きがけに本当に腰掛けられるのかとても気になっていたようです。
様々なことに興味を持ち、気になることをひとつずつ体験を通して、自身の中に蓄積していってほしいですね。

今回の授業で児童との初顔合わせでした。
毎年、この時が児童の顔ぶれを見てわくわくしてきます。
私自身がこの環境学習に平成21年から関わって今年で4年目。
毎年5年生を見ているわけですが、毎年様々な雰囲気が漂います。
今年の児童達は、いったいどんな色合いを醸し出してくれるのか今から楽しみです。