アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
鏡ヶ成湿原景観保全作業を実施しました!!
2012年05月11日
米子
鏡ヶ成湿原は大山の南東部に位置し、大山山系の山々に囲まれた盆地状の地形で、
山地湿原の少ない鳥取県では貴重な標高900mにある湿原です。
米子自然環境事務所では、鏡ヶ成湿原の景観保全・自然環境保護活動を実施しておりましたが、
今年度はボランティアの皆さんを募っての活動を計画しました。
5月10日には、鳥取県自然保護ボランティアの皆さんをはじめ、
総勢20名の皆さんで作業に取り組みました。
今回の作業は、以前に刈り取られた木道沿いのササや灌木等の片付けと、部分的な灌木の伐採・片付け作業です。
近年の鏡ヶ成湿原では、乾燥化による稀少な湿性植物の減少が問題となっています。
そこで乾燥化の原因のひとつになっている灌木やササの刈り取りを行い、
湿原の乾燥化を抑え、また地表面の日照を増やすことで、
湿性植物の生長しやすい環境をつくり、湿原景観の回復を目指しています。
灌木片付け作業の様子。
参加者の皆さんには精力的に作業をして頂き、これからの花の季節に向けて、
植物と来場者の皆さんのお出迎え準備にもなりました。
植物に詳しい参加者の方も多く、私もたくさん勉強させて頂きました。
昔は、地域農業と密接な関わりの中で草原・湿原景観を保ってきた鏡ヶ成で、
現代の関わり方を考える機会になりました。
自然にふれあうには様々な方法がありますが、
今回の作業のように実際に自然植生に手を加える方法での関わり方もあります。
専門的な知見に基づく作業なので個人的には実施できない体験ですが、
機会があれば参加してみると、また新しい視点が持てるかもしれません。
鏡ヶ成の花の季節はこれからです!!
皆さん是非、お立ち寄り下さい。
<ショウジョウバカマ>
日照の増えた場所では、花の数も増えているそうです。
山地湿原の少ない鳥取県では貴重な標高900mにある湿原です。
米子自然環境事務所では、鏡ヶ成湿原の景観保全・自然環境保護活動を実施しておりましたが、
今年度はボランティアの皆さんを募っての活動を計画しました。
5月10日には、鳥取県自然保護ボランティアの皆さんをはじめ、
総勢20名の皆さんで作業に取り組みました。
今回の作業は、以前に刈り取られた木道沿いのササや灌木等の片付けと、部分的な灌木の伐採・片付け作業です。
近年の鏡ヶ成湿原では、乾燥化による稀少な湿性植物の減少が問題となっています。
そこで乾燥化の原因のひとつになっている灌木やササの刈り取りを行い、
湿原の乾燥化を抑え、また地表面の日照を増やすことで、
湿性植物の生長しやすい環境をつくり、湿原景観の回復を目指しています。
灌木片付け作業の様子。
参加者の皆さんには精力的に作業をして頂き、これからの花の季節に向けて、
植物と来場者の皆さんのお出迎え準備にもなりました。
植物に詳しい参加者の方も多く、私もたくさん勉強させて頂きました。
昔は、地域農業と密接な関わりの中で草原・湿原景観を保ってきた鏡ヶ成で、
現代の関わり方を考える機会になりました。
自然にふれあうには様々な方法がありますが、
今回の作業のように実際に自然植生に手を加える方法での関わり方もあります。
専門的な知見に基づく作業なので個人的には実施できない体験ですが、
機会があれば参加してみると、また新しい視点が持てるかもしれません。
鏡ヶ成の花の季節はこれからです!!
皆さん是非、お立ち寄り下さい。
<ショウジョウバカマ>
日照の増えた場所では、花の数も増えているそうです。