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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

〔三崎小学校環境学習〕H23-11「“伝える”ためのガイド学習」

2012年01月24日
土佐清水
1月23日(月)に三崎小学校5年生の環境学習、第11回目「ガイドに向けて足摺海底館を学ぼう!」を実施しました。


今回の講師は、3年目と着実に経験を積んでいる足摺海底館職員の文野さん。

今回は強風吹き荒れる中、自転車にまたがり学校から文野さんの待つレスト竜串へ。
そこでは、海底館データや魚プリントを見ながら「海底館について」を学んでいきます。
プリントで魚の写真と名前を確認したら、早速海中展望塔へ向かいます。

海底館について学ぶ

・・・と、その前に、展望塔の中だけがガイドではありません。
もちろんそこへたどり着くまでの道中もしっかりガイドしなくてはなりません。
しかし、子どもたちにとって、どんな風にガイドをしたら良いのかイメージがわきません。
そこで、文野さんがレスト竜串からお手本を見せながら海中展望塔へ。

まずは、笑顔で挨拶と共に施設についてのアナウンス。
展望塔までの距離やトイレの有無などを元気よく伝えます。

ガイドのお客様体験
そして歩きながらサンゴについてや奇岩についてなど歩きながら海中展望塔の中へ。

触れる体験を促すのもガイドの手法の一つ
らせん階段をゆっくり下って海中に潜り込みます。

実際に見られる生きものを確認

海中展望塔の丸窓から見えるのは魚だけではありません。
サンゴやウニ、魚など海の生きもの等々。
また、丸窓の秘密も伝授。

台風時に窓にふたをする役割を知る

まだまだ海底館について知りたいことがたくさんあるようで、ガイドまでは文野さんが後日、個別に対応していくことになりそうです。

今まで海・川・山・地域を体験学習してきた各授業を思い出してくれるでしょうか。
今度はそれら“ふるさと”竜串の自然を他県からやってくる観光客に紹介する側にまわります。
ガイド本番の日は未定で、まだまだお客さんを案内している姿が想像もつかない児童たちではありますが、自分なりに感じたことなどを織り交ぜながらガイドのシナリオを作成し、竜串の魅力についてを発信してほしいと思います。