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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

野鳥たちを見つめる眼差し

2011年12月07日
松江
師走です。師走は師(お坊さんなど)が走り回る忙しい月だから、などと言いますが、ヘアスタイルではお坊さんに負けていない私も忙しく走り回っています。

さて宍道湖と中海はラムサール条約に登録されている野鳥の楽園ですが、国指定の鳥獣保護区にもなっています。また大山も国指定の鳥獣保護区です。
この保護区を巡視していただいている「国指定鳥獣保護区管理員」と言う方々がいらっしゃいます。(舌を噛みそうな名前ですが)
これは環境省職員だけでは管理の目が薄いため、野鳥などに詳しい一般の方を任命して、巡視をおこなっていただいている方々です。
本格的な冬の渡り鳥のシーズンをうけて、この方々と環境省職員による打ち合わせ会議がおこなわれました。


昨年度の冬は鳥インフルエンザ発生により、例年以上に管理員の巡視の役割が重要となりました。
今回の会議も、おのずと鳥インフルエンザにかかわる内容が主になりました。
この冬は鳥インフルエンザが発生しないことを願いたいものです。
ですが去年あれだけ発生したことを考えると、今後冬季はいつ発生してもおかしくないでしょう。

〈私の出番!死亡野鳥回収の実演をやりました これは鳥インフルエンザ発見のための重要な仕事です〉

自然界の事は人間がどうすることもできません。私たちにできることは、鳥インフルエンザの発生に気付き皆さんにお伝えする事です。


〈宍道湖の調査にて スズガモの大群が一斉に飛び立ちました〉

【鳥インフルエンザウイルスの人への感染について】
鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除いて、通常では人に感染しないと考えられています。日常生活においては、過度に心配する必要はありません。
 
*下記HPもご覧ください
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/leaflet/leaflet-a.pdf


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三瓶山地区子どもパークレンジャー 第2回 参加者募集!
2月18日(土)~19日(日) 1泊2日

参加お問い合わせは、子どもパークレンジャー三瓶山地区事務局(島根県立三瓶自然館サヒメル内)電話0854-86-0500まで
小学4年生から中学3年生までの君、冬の自然を楽しもう!
ぜひご応募ください。

*下記HPもご覧ください
http://chushikoku.env.go.jp/to_2011/1117a.html